蓉子は夫の目の前で、じっとモデルの立ちポーズを演じていたが、自分の身体が自分の意思に関わらず勝手にいやらしい反応をすることを意識せざるを得なかった。
まず乳首だ。
さっきから十分に硬くしこっているのに、今では明るい部屋の照明の下で、夫の視線を受けながら痛いくらいに勃起している。
乳首が勝手に動く筈はないが、蓉子には自分の乳首がふるふると勝手に蠢いてるような気がしてならないのだ。
このいやらしい乳首を押さえて、夫の視線から隠したい。
いや本当は、隠しすために押さえるのではなく、そんな極限まで勃起している乳首を、自分の手で触りたいのだ。
もし許されるなら、蓉子は多分、自分の両手の指で、乳房全体を揉みしだき、親指と人差し指で乳首を摘まみあげ、思いっきり引っ張り、捏ね回すことだろう。
それほど自分の乳首を虐めたいのだ。
いや、まだ蓉子は自分に嘘をついている。
確かに自分で自分のいやらしい胸を虐めたい。
しかし本当は、それを夫に見てもらいたいのだ。
先程温泉でやった、夫に見せながらのオナニーと同じだ。
夫の目を楽しませたい。
奴隷妻なら、当然の事だろう。
いや、まだ..、正直ではない。
そんないやらしい自虐を夫に見てもらい、そして興奮した夫から、それ以上の責めを...。
夫の大きく逞しい掌で、両方の乳房を鷲掴みにされ、揉みしだかれ、さらに男の強く太い指で、痛い程勃起した乳首を摘ままれる。
優しい夫は、最初は軽く摘まんで、さわさわと擦るように責めてくれるだろうが、やがて本気となって、蓉子の両方の乳首を潰してしまう程力を込めて摘まみあげる。
そしてギューッと斜め上に引っ張るだろう。
その時乳首は、無惨に引き伸ばされ、細長く変形させられる。
情けない私はきっと、
「あっ、あっ、貴方、ゆ、赦して。
赦してください。
私の乳首..、千切れちゃいます..。」
とか赦しを請うだろう。
それでも夫は赦してくれず、ついに私は
「お願い、貴方!
赦してくれるのなら、私、何でもします!
お尻も差し出します。
貴方のおしっこだって飲みます。」
と信じられないような事を口走る。
そして夫から、これまで責めてもらったことのないお尻まで..。
ほんの短い時間に、蓉子の頭の中ではいやらしい妄想が渦巻いた。
そしてその精神状態は、当然無意識に蓉子の身体に変化をもたらす。
夕方買ったばかりのショーツ。
これもすでに汚れて始めているのに、たった今、お漏らしでもしてしまったのか?と疑われる程の大量の淫液が溢れ出たのだ。
熱い汁が股間を濡らし、穿いているショーツも重く湿ってくるのが、自分でも分かるのだ。
ああっ、もう私..、心が壊れちゃう..。
そのように心の中では悲鳴をあげているのだった。
克司は、濃い青色のパンツの中央に視線を向けずにはいられなかった。
既に湿って色が変わりつつあるのに、たった今、その濡れた部分が目に見えて広がったのだ。
これは...、淫液の洪水だな。
さあ、どうしてやろうか..。
蓉子は、その妄想の一部が現実となった。
立ち上がった夫から、急に両手を頭の後ろで組んで縛られたのだ。
これで..、もう隠せないし、抵抗できない。
してちょうだい、貴方!
蓉子を、お好きなように虐めて、滅茶苦茶にして!
そんな言葉をうわ言で呟く妻の腰から、克司は青い濡れたパンツをそっと下ろし、片足づつ足首から抜いてもらったのだった。
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