部屋に戻った途端、蓉子は一度床に座り込んでしまった。
大浴場での興奮と緊張は、肉体面はともかく、かなり精神的には激しいものがあった。
しばらくは胸を押さえて息を整えていたが、夫が冷蔵庫からビールを出し、テーブルの前の座椅子に座るのを見ると、妻の仕事を思い出し、側に行くと夫の持つコップにビールを注いだ。
全裸のこいつも良かったが、浴衣姿やパンツ姿も悪くない。
そう思いながら、妻のお酌でビールを飲む克司だった。
1杯目を飲み干すと、妻に浴衣を脱いでパンツ姿でお酌するようにと命じる。
ついさっき大浴場で、全裸で女として一番恥ずかしい部分を散々晒したにも関わらず、今また浴衣を脱ぐ妻は、慎ましやかに振舞い、浴衣を肩から滑らせる時は、羞恥を顔に表している。
脱いだ浴衣をそのままにせず、軽く畳んでから、再びビールのビンを持って夫の横ににじり寄った。
コップにビールを注ぐ妻の胸を横から見下ろすと、正面から見たのとまた違う魅力がある。
もちろんエロチックでもあるし、この豊かな乳房で可愛い娘を育てくれたと思えば、暖かいものも感じた。
一度は普通に戻っていた乳首も、今浴衣を脱がされたせいか、再び硬くしこってきてる。
その乳房の下の方に、さっき穿いたばかりの青いパンツがちらっと見える。
克司は妻に立って全身を見せるように言った。
妻は立ち上がって、テーブルの向かい側、克司の正面に立って、恥じらいながら、モデルのように両手を頭の後ろに組んだポーズをとった。
これまで妻にエロ目的で穿かせたパンツは、ほとんどが悩ましい色合いの赤や黒で、ハイレグやTバックが多かった。
今穿いているのは、それまで見てきたパンツと少し違って新鮮に見える。
デザインはあくまで普通のフルバックだ。
色は紺色に近い濃い青だが、光沢のある生地で作られていて、高級感も感じられる。
しかし股上がとても低いので、前は妻の恥丘が辛うじて隠れるくらい。
後ろもお尻の割れ目が覗きそうだった。
本来なら、大学生くらいの若い女の子が穿くのが似合っているのではないか?
高校生が穿いてもおかしくはない。
小さいデザインでセクシーさはあるが、むしろ若々しくてスポーティーで健康的な感じがする。
そうなのだが、今50歳近い妻が穿いてるのを見ると、似合って見えるのだ。
年齢との違和感が、不思議なエロさを醸し出しているのだろうか?
それとも妻が若返っているのだろうか?
実際恥じらっている妻の表情は、思春期の少女のイメージさえ感じられた。
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