その頃、美恵子は隣のご主人と近隣トラブルを起こしていた。
お隣は奥さんが働いていて旦那が家でゴロゴロしているので、たびたび近隣トラブルが発生している。
ドマゾでありながらも、美恵子はモラルに対して意識が高く、自分のモラルに反することには我慢ができなくなる。
「ちょっと!何度注意したらいいんですかっ!」
隣のご主人は昼間っから窓を開けて大きな音量でアダルト動画を見ているのだ。
「あっ、お隣の奥さん。いつもすみませんねぇ…」
あまり悪びれる様子もなくお隣のご主人は渋々…玄関先で謝っていたが、その日の美恵子は許せなかった。
「何を見ているのか知らないけど、そんな大きな音で聞きたいのなら、窓を閉めるかイヤホンとかで聞いたらいいじゃないですか!」
「僕は開放感が好きなんですよ」
「何わけわかんないこと言ってるのよ!近所迷惑なのよ!いいわよ私がスイッチを切るから上がるわよ!」
そう言うなり美恵子は隣の家に上がり込んだ。
「ちょ、ちょっと待って下さいよ!奥さんっ!」
リビングでは女性が首輪で繋がれて犬のように調教されているSMモノの動画が大音量で流れていた。
「な…なによ。こんなものを…」
「奥さん、こういうの好きなんですね」
立ちすくんでいる美恵子に声をかけた。
「違うわよ!」美恵子はコンセントを引き抜いた。
リビングに静寂が広がった。
「奥さん、他人の家に勝手に上がり込んで勝手にコンセントを引き抜くとは…こりゃあ犯罪ですよ」
「知らないわよ、私はあなたの迷惑行為を止めさせるためにしただけだから」
「奥さん、ナマの大音量…聞かせてもらいますよ」
「はぁ!?バカじゃないの?ふざけないで!」
「黙れっ!メス犬!」
ビシッッ!
美恵子は思いっきりビンタされてしまった。
腰砕けになった美恵子は無言で正座になっていた。
「それでいいんだよ!あんたは根っからのドマゾなメス犬なんだよ!」
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