俺は車を停めて奥さんからの電話に出た。
俺「もしもし!奥さん?」
奥さん「は、はい!もしもし…」
俺「良かったぁ…奥さん…」
奥さん「えっ?えっ…?どうしたんですか…」
俺「いや…ご主人が奥さんの顔に精子をかけたって聞いて…そしたら奥さんが家を出て行ったって言ってたから心配で…」
奥さん「えっ?」
俺「いや…今ね…奥さんの家の方に向かって車運転してた。」
奥さん「えっ!そうなんですか!ごめんなさい。私は…主人に顔を合わせたくなくて…主人が寝るまで…家を出てようと…」
俺「いや、いいんだよ。奥さんが大丈夫だったなら。」
奥さん「ごめんなさい。心配してくれてるなんて知らなかったから…あの…普通に…買い物してました…ド◯キで…ごめんなさい。カズさんの着信も気づかなくて…」
俺「うん。奥さんが大丈夫だったならそれで良いんだから。」
奥さん「あの…あの、今どの辺ですか?」
俺「あぁ…けっこう走って来ちゃったけど…」
奥さん「あの…会えませんか?カズさんが良ければ…ですけど…」
俺「会えるよ…もちろん!俺も奥さんに会いたい。」
奥さん「あっ…じゃあ…私もそちらに向かいます。どの辺待ち合わせしますか?ナビで向かいますから言って下さい。」
俺と奥さんは待ち合わせ場所を決めてお互い車を走らせた。
運転している途中でご主人からメールが来た。
ご主人からの「妻から連絡はありましたか?取り返しのつかない事をした気がして。妻を本当に失いそうで。不安です。」と書かれていた。
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