着信はご主人からだった。
携帯を見る前から分かった。
出るのを躊躇ったが、奥さんに何かあってはいけないと思い電話に出た。
ご主人「あっ…も、もしもし…」
俺「もしもし…どうしたんですか?」
ご主人「いや、あの…あの…………」
俺「んっ?ご主人?」
ご主人「……グス……」
俺「えっ?…まさか…泣いてるんですか?」
ご主人「い、いや……そんな事は……」
俺「あの…ご主人。大丈夫ですか?精神的に参ってるんじゃないですか?」
ご主人「グス…い、いえ…そんな事はありません…」
俺「大丈夫そうには思えませんけど…」
ご主人「こ、混乱というか…」
俺「まぁ…混乱しますよね…」
ご主人「えぇ…これだけ…いろいろあったら…」
俺「そうですよね。」
ご主人「つ、妻が帰って来たんですね。」
俺「えぇ。ちゃんと送りましたから。」
ご主人「それで…私に何かひと言あるかなって思っていたんですが…帰って来るなりシャワーを浴びて…そのまま寝室へ行ってしまいました…」
俺「あぁ…電話でもそう言ってましたよね。すぐに寝たいって。」
ご主人「そうなんですが…やはり…」
俺「あぁ…やっぱり見たかったんですか?奥さんのオナニー…」
ご主人「えぇ…そうです…」
俺「あの…ちょっと教えてほしいんですけど…いいですか?」
ご主人「は、はい…」
俺「…あの…なんで急に奥さんのオナニーにこだわり始めたんですか?」
ご主人「………」
俺「あの…失礼かもしれませんが…ご主人って変にプライド高いじゃないですか?自尊心が強いって言うか…」
ご主人は黙って俺が言う事を待っていた。
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