ご主人はセックスレスになっても、なにも言わない奥さんにつまらなさを感じていた。
まぁ…男は誰でも自分の女に飽きるものだから…
ご主人は奥さんの下着を他人に貸してオナニーをさせて擬似寝取られを楽しんだ。
それはただの遊びだったのかも知れない。
自分の奥さんが他人の性対象に見られる事に興奮した。
性器にコンプレックスのあるご主人にとっては、他人の大きな性器で妻を犯されたら…妻を取られるって不安からの興奮だったと思う。
それに、下着を使っての擬似寝取られなら、実際に奥さんを取られる事は無いと安心していた。
その安心に慣れていった。
その安心の増長から、あの日に俺に奥さんの寝取りを依頼した。
ご主人はきっと、今まで上から押さえつけていた奥さんが断ると思っていたし、擬似寝取られを繰り返したご主人には、その勘違いした安心があった。
だけど実際は違っていた。あの夜、奥さんは何度も俺に抱かれた。
奥さんはただ、自分自身を女に見られたい。愛されたい。愛撫されたい。感じたい。って気持ちだった。
だけど、ご主人はそれが分からない。
奥さんが繰り返し俺に会っていたのは、女として見られていない寂しさからだったのに、ご主人は男性器の大きさと勘違いした。
そして今まで通り、奥さんを上から押さえようとしたが上手くいかない。
それでご主人は、今までの事を「俺は妻を寝取られて興奮しているんだ」って思い込んだ。
自分自身をごまかす為に。
だけど、真の寝取られでは無いから感情のコントロールが上手く出来ない。
今まで上から押さえつけた妻を取り戻したい。
だけど、それも上手くいかない。
そして…挙げ句の果ての…夫としてのプライドを捨てた「オナニーを見せてくれよ。」になった。
それは切羽詰まったご主人の本心だった。
俺はそう思った。
まぁ、あくまでも俺の勝手な推察だから真実は知らないが…。
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