ご主人のメールは「妻には内緒で会って話がしたい。」と書かれていた。
ご主人とは、奥さんを寝取った夜を最後に連絡を一切取っていなかった。
第一、ご主人公認の寝取りだったのに、寝取った後に怒り始め、もう連絡は取らないと言ったのはご主人だった。
ただ奥さんの事もあるので会ってみる事にした。
もちろん事前に奥さんにメールで知らせておいた。
次の日の夜遅くに待ち合わせた。
待ち合わせ場所は、最初に会った公園だった。
見た事のある車が入って来た。
ご主人だった。
とりあえず、俺の車に乗ってもらう事にした。
俺「どうしたんですか?」
ご主人「どうしたもこうしたも無いでしょ?妻から聞きましたよ!妻と会ってるらしいじゃないですか?妻とは連絡取らない約束じゃないですか?」
俺「あぁ…でも連絡先を交換したいって言ったのは奥さんだし、先に連絡して来たのも奥さんですよ。」
これは奥さんがケンカした時にご主人に言った内容だった。全部私からやったと言っておいたからって奥さんが言っていた。
ご主人「ですけれど。」
俺「あの!どうなっても知らないって言いましたよね?それに揉め事なら勘弁ですから!」
ご主人「いや、あの…揉めたくて来た訳じゃないんです。」
俺「………」
ご主人「妻とはどれくらい会ってるんですか?」
俺「さぁ…数えるくらいですよ。私も仕事が忙しいですから。」
ご主人「妻と私のケンカの話…聞いてるんですか?」
俺「さぁ…知らないですよ。ケンカしたんですか?」
ご主人「本当に知らないんですか?」
俺「だから…本当に知らないですって」
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