長い録音を要点だけ書くのは結構骨が折れる作業だったが、やってみた。
場所は電車の駅から歩いて数分のシティホテルだった。
ユウ君と呼ばれている男は昔からの知り合いらしい。もしかすると同郷の幼馴染か、理容学校のクラスメートか?
ユウ「舞ちゃんは順調? 7か月だっけ。」
嫁「順調みたい。でも来月から入試が始まるのよね。会場で産気付いたりしないか心配だわ。」
ユウ「妹のお腹に旦那さんの子なんて、何か凄い話だね。」
嫁「いいの。私が不妊症だから。」
ユウ「それって、手術かなんかで治らないの?」
嫁「何か所か病院も行ってみたけど、生まれつき卵子が無いらしいの。」
ユウ「そうなんだ。じゃー俺が毎回中出ししてもぜんぜん問題ないよね。」
嫁「そこで嬉しそうに言われるとカチンとするなあ。」
ユウ「ごめん、ごめん。」
嫁「いいわよ、私が誘ったんだし・・・」
それからキスしているらしい音が始まった。俺は嫁が不妊症だとは知らなかった。結婚して3年、
子作りは貯金がもう少しできてから、ということで毎回避妊してセックスしていた。だが、間男とは
不妊症だから、ということでゴム無しでセックスしていたのだ。それにしても、嫁は不妊症の検査を
いつ受けたのだろうか。以前から知っていたのだとすれば、妹が産む夫の子を養子にするというのも
決しておかしな流れではなかった。もし俺と結婚する前から分かっていたのなら・・・・
不倫セックスのクライマックスはさらに衝撃的だった。
「ユウ君、ユウ君、中に出してー、いっぱい出してー」
うおーーーとユウの声
「あっ・・・・すごい・・・・いっぱい出てる・・・奥に熱いのが・・まだ跳ねている・・・すごいよ・・」
俺は陰鬱な気持ちでその言葉を聞いていた。最近マンネリ化している俺とのセックスの時とは違い、
本能のままに感じまくっている女の声に嫁の反応はなっていた。他人の声ならめちゃくちゃ興奮するのだが、
自分の妻が俺の時より感じていると思うと、陰鬱な気持ちにしかなれなかった。
さらに録音の声は秘密を暴露していた。
嫁「うわっ、濃いユウ君の精液が出て来た。すごく濃い。それにいっぱい。
私が妊娠できる女なら、すぐにユウ君の子ができちゃうね。昔ユウ君と同棲してた時、いつも思ってたよ。
どうして私は妊娠しないんだろう、てね。それで検査したの。そしたら不妊症だった。」
ユウ「そんな事だったのか。」
嫁「ユウ君、子供がいっぱい欲しい、最低でも5人、とか言ってたでしょ。だから私、ユウ君とはもう無理だって。
まだ20だったから、思いつめちゃったの。純粋だったのね。」
ユウ「それで急にいなくなったのかよ。」
嫁「でもユウ君が結婚して、子供も二人いるってA子に聞いたから、また会いたくなったの。」
ユウ「俺たち、セックスの相性最高だもんな。」
またキスの音がして2回目のセックスが始まっていた。同棲の話も初耳だったし、なにより不妊症は俺と結婚する
前には分かっていたのだ。・・・・俺は騙されていたのか・・・・・他に言いようがなかった。
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