たまに近くをヘッドライトで俺を照らして車が通り過ぎて行った。
俺はずっと夜道に立っているわけにはいかなかった。誰かに見られたら不審者にしか見えない俺は、警察に通報されることは確実だった。
俺は「先生」の家の玄関に近づくと、玄関のノブをゆっくり回した。鍵がかかっていたら、まっすぐに家に帰ろうと思っていた。
ところが玄関に鍵はかかっていなかった。ドアを開けると妻のハイヒールが揃えて脱いであった。俺はその時、冷静さを無くしていた。
良くないことだと知りつつ2階に上がりたくなっていた。妻と「先生」が何をしているのか確認したかったのだ。俺は衝動を抑えることが
できなかった。靴を脱ぎ、足音を忍ばせ、暗い階段を1段、また1段と登って行った。2階の部屋の戸の隙間から光が漏れていた。
階段を登るにつれて妻の嬌声が聞こえてきた。俺の心臓はバクバクと鼓動が速くなっていた。
戸は2センチ弱ほど隙間がが開いていて部屋が覗けた。
妻が「先生」の腰の上に乗って、腰を前後に振っていた。
「すごい、先生、すごいの。アアン、腰が溶けちゃいそうだワ。」
「う~ん、奥さんのマンコ最高に気持ちがいいなあ。何度でも逝けそうだ。」
「これで3回目ですわン。」
「ああ、そうだった。」
えっ?50過ぎの男が3回目なのか。俺は1回が普通だった。たまに2回のこともあった。妻は背中を汗で光らせていた。
部屋からは汗の匂いと淫臭が戸の隙間から俺の嗅覚を刺激していた。
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