続:寿子(京子6)
「しっかし 凄いシマリ方だったね?」
「そんなに気持ち良かったんだ?」
帰りの車中で揶揄ってみた
『だってぇ』
「だって、何?」
『おチンチンが2本なんて そうそう有る事じゃないじゃない?』
『それにさ‥』
「それに‥、何?」
『やめた、やっぱり言わない』
「そう、教えてくんないの?」
「でもさ、そうそう有る事じゃない って事はさ、有ったんだよね?過去には、でしょ?」
「何本だった?その時、2本?3本?、もっと一杯あったりして」
『またそんな意地悪言う』
『イジメないでよ、もぉお』
そんな話しをしながら 豊川さんを自宅まで送り届けた。
『車、明後日なのよね?』
『一緒に行ってくれる 健ちゃん?』
『仕事が大丈夫なら、ダメ?』
と、豊川が訊いてきた
「仕事は大丈夫、来週の水曜日まで休みだから」
『1週間も?』
『逆に、そっちが大丈夫なの?』
「大丈夫、大丈夫」
「その分は 誰かさんちのリフォームで儲けさせて頂きますから」
『それは構わないけど‥』
『お願いしていい?、明後日』
「良いよ、そのかわりって言っちゃ何だけどさ」
『なになに?』
「パンツ履かないでさ、明後日も‥」
「一番短いスカートでさ‥」
「そうだな、ストッキングで来てよ」
「ストッキングって言ってもアレだよ、パンストじゃないよ、ガーターで吊るす奴とか、あとは ほらアレ パンストのパンツが無い奴有るじゃんアレ、どっちかで来てよ」
『だって そんなの穿いたら‥』
「そうだよ、見えちゃうね」
「でも好きでしょ?京子さん そう言うの」
『だからって そんな‥』
「否定しないんだ そこは」
『それにガーターベルトもオープンクロッチも持ってないわよ私』
『それに短いスカートって言っても‥』
「買ってくれば?」
「ガーター何とかでも オープン何とかでも どっちか安い方、明日 行けるでしょ?、それとも俺が買ってこようか?、アダルトショップか何処かで うんと どギツイ奴、その方が良いい?」
「スカートだってさ 何回か折り返して短くすれば良いじゃんウエストの所、それか ズボンの裾上げみたく短くするとかさ、でしょ?」
「明後日の夕方でしょ?、何だかんだ 2日有るんだし 出来るよね?京子さん?」
『分かった、‥買ってくるわよ私が』
『そんな所で買われたら どんなのが来るか‥』
『私が買ってきます』
「はい、良く出来ましたッ」
「じゃぁ、それで迎えに来て 叔母さんのトコ」
「部屋で待ってるから、ね?」
『ちょっと、寿子ちゃんにも見せる気?』
「そうだよ」
「あがって お茶ぐらいしてから行こうよ」
「ついでに叔父さんにも見て貰ってさ、ね?」
『ホント、意地悪ね健ちゃん』
「無理にとは言わないよ」
「京子さんが 1人で車取りに行けば済むんだし、だよね?、そうでしょ?」
「任せるよ、京子さんに」
「俺は3時には準備しとくからさ」
「来るも来ないも 京子さん次第、ね?」
『そうよね?』
『私1人で行けば良い事だものね‥』
『分かった‥』
『・・・・・』
分かったと言いながらも 豊川さんが困惑しているのは手に取る様に伝わってきた。
「じゃ」
『うん、・・・・、じゃぁ』
さて、明後日、豊川さんは来るのか来ないのか。
どんな格好で訪ねて来るのか?
そんな事に思いを巡らせながら家路についた。
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