私は自分の湧き上がる興味に贖えませんでした。
名前と電話番号を晒すと言う思いもよらぬ行動に、私のダードは緩まっていたのです。
出来心と言う男の言葉を信じたのです。
冷静に考えれば、私を追い込んで行為に至ると言うのは、手慣れた感じがしました。
しかし、リスクを冒さずに報酬を得る事はできる筈もありません。
メールアドレスも携帯の物と思われました。
本来なら、スルーした方がお互いの為だと冷静に考えれば良かったはず・・・。
けれど、詫びを入れたいと申し入れた男なら、小説の題材になるんじゃないか・・・・。
虚構世界から、一歩踏み出すそんな感覚・・・。
どちらが虚構で、どちらが現実なのか・・・、曖昧になって行く私の感情・・・。
そして、ショートメールを入れてしまう・・・。
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