はるかに目撃されているとは知らずに、小説の世界にハマっている私・・・・。
しかも、国分にも見られている。
今夜の私は、はるかの前で国分に犯されている妄想に浸っていた。
もう一押しで親子三人の慎ましい生活は崩壊するかも知れない・・・。
そんなひりついた感覚が余計に私を酔わせていた。
いけない・・・そう思う心に国分はつけいっているのだ。
もう、こんな擬似的なプレイでは我慢できないと思い始めていた。
リアルに犯されると言うのは、どんな物なのだろう・・・。
大変なリスクがある事は頭では判っている・・・つもりだ・・・。
淡白な夫にこんな事は言えはしない・・・。
また、もしも孕まされてしまったら・・・・想像しただけでも身体が熱くなる・・・。
夫に夜の営み以外の不満は無かった・・・、それでもこんな事思うのは私がおかしいのだろうか・・・。
夫が淡白になるにつれて、私は・・・ダメ、そんな事・・・はるかがいるのよ・・・。
ずっとそう思って耐えて来た・・・、小説の世界に没頭したのもそのせいだ・・・。
今夜もこうして自分を慰める・・・。
けれど、確実に一歩ずつ階段を降りている事に、まだ気付かない・・・。
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