ママが帰って来て話しているとどうもつじつまが合わない・・・。
本当に私にあの箱を送って来たのはママなのか・・・。
でも、そうじゃなきゃ、一体誰が・・・。
もしも、他の誰かがした事なら、ママだって・・・。
そんな事を思いながら夕食の時間になる。
ここ、何ヶ月も一緒に食事しても話す事などない。
けれど今夜は違った・・・。
さなえ) はるかちゃん、今日は何も無かったの?
変な人と会ったりしなかった?
はるか)何もないよ、ママ・・・今日なんだか変だよ・・・。
ママこそ何かあったんじゃ無いの・・・。
さなえ) なに・・・ママは大丈夫、はるかちゃん、戸締りして、学校から帰る時も、変なおじさんに
会ったら逃げなきゃダメよ・・・判った?
はるか) 判ったよ・・・
さなえ) じゃあ、早く食べて、宿題して寝るのよ・・・パパはもう少し遅くなるみたいだし・・・。
何かママは隠していると思った、それが何か・・・、早く寝る様に言うって事は一人になりたいって事・・・。
きっと何か秘密がある・・・そう思い出していたのだった。
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