二人の様子をほくそ笑みながら、国分は見ていた・・・。
ダイニング、トイレ、それにはるかの部屋までほぼこの親娘にこの男の視線から逃れる術は無かったのです。
思った通りに、二人はお互いに疑心暗鬼に陥り国分の思う壺にはまっていたのです。
これで、国分の懸念であった二人が一緒に反発する事は無いと思えました。
最初はさなえだけがターゲットでしたが、はるかは予想外・・・、思った以上の収穫であったと思っています。
さなえは勝手に国分のカバンを開けて中身を使った事で責める事が出来る、そのネタではるかは責められると
考えていたのです。
そして、どちらもが予想通りの反応を示してくれた・・・。
蒔いた種は芽を出した・・・、収穫も時期を逃さない様にするだけ・・・・。
今度は一度、はるかがいる時にさなえと会おう・・・はるかがどんな好奇心を見せるかな・・・。
それとも、それまで待てないだろうか・・・ふふふ・・・楽しみだ・・・。
モニタに映る二人を見ながら口元は吊り上がった・・・・。
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