お昼が終わって洗物をしている。
ダイニングに残したバックが気になる、娘が気付いてしまっては困る。
いつもならすぐに自室に戻ってしまうが、今日はあのぬいぐるみが気になっているのだろうか。
回収しようにも、娘の目があり難しい・・・。
そう言う間に夫まで帰ってきた。
もう回収するのは無理・・・、明日は普通にお仕事・・・気になって仕方がないがもう回収は無理だと思った。
思い出すだけで、ファイルの内容を思い出す・・・、その度に身体の芯が熱くなる。
記憶に残った残像は次第に私の意識をバックに引き戻す・・・。
あの黒光した物が瞼から離れない・・・、しかも色々な嗜好で犯される被害者・・・。
夫や娘の前で小説すら書けない・・・。
しかし、現実は明日に近付く・・・、明日も仕事に出れば帰るまでは何も出来ない。
あれに触れることも出来ない。
そんな切ない気持ちが私を突き動かす・・・。
夫も娘もねしずまってから、一人ダイニングに来た私・・・。
もう、するしかないと思い込んでいた、二人の寝ている部屋はドアが開けばなんとか
対処出来ると判断したのだった。
幸い、夫も娘も疲れているのか深く眠り込んでいるようだった。
私はネグリジェ派です、下着を着けないで寝る方だったので、いざと言う時は・・・
なんて考えながらカバンを出し、あのテルドを出しました。
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