私はと言うと、朝から期待と不安で胸が一杯・・・。
娘と夫を送り出し、今はただ一人・・・。
どんな風になるのか、ワクワクしている・・・怖いけど・・・。
痴漢で、レイパーで・・・そんな男と二人きり・・・、まるで小説かポルノ映画の様なお話・・・。
今迄書いた事もない小説が・・・、その題材が目の前に来るんです。
恐怖を興味が打ちまかしているのだった。
時間はもうすぐ10時・・・、まるで彼氏を待つ様に時計を見ていた。
ピンポーン・・・インターホンが鳴る・・・エントランスに来客を告げる物だ。
待ちかねた様に受話器に出る、モニタには国分が写っている。
決して好みではないこの男だが、ギラつく眼差しは獲物を狙う目だ・・・。
国分) よう!・・・来てやったよ・・・お待ちかねだったのかな・・・
さなえ) ・・・とりあえず・・・どうぞ・・・
私はそう言ってエントランスの鍵を開けた。
エントランスを抜けるとすぐにエレベーター・・・玄関に着くには数分の事。
今の私は焦らされている様です。
徐々に近付く靴音・・・、私は迷わずドアを開けた。
国分) なんか・・・お待ちかねやったみたいやな・・・・
さなえ) そんな・・・待ってなんか・・・どうぞ・・・。
近所に悟られるのは困る・・・、とうとう二人対峙する・・・。
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