面談撮影日
私は撮影用のマンションに赴く。
「おはようございます!」
キンキンのアニメ声の挨拶
助手の渕上梨花は既に出勤していた。
渕上は間もなく30歳、元SE だったが、撮影に応募して出演して以来、私の助手として雇っている。
見た目は美人ではないが(どちらかと言えばブサイク)ロリな顔と身体で30歳には見えない。
しかも性的に変態でなんでもOK、私の顧客は変態的な趣味の者が多く、見た目とのギャップもあって渕上は人気の出演者だ。
今でも3Pで撮影する際は出演させている。
さらに元SEだけに、サイトの改修等に力を発揮してくれている頼りになる助手だ。
「おはよう、準備はできてるかな?」
「はい、ばっちりです!」
2LDKの間取りのマンションの一室をスタジオとして使用している。
事前確認、部屋の中央にはダブルソファ、そのソファを中心に撮影できるよう、各方向からの照明と、複数のカメラがセッティングされている。
「準備できてるね、ありがとう」
「はい、書類の準備もできてます」
リビングには受付と各書類(同意書や契約書)がしっかり準備されていた。
「今日くる西口さんて、社長の好みの女性ですよね?」
「さすが渕上、よく分かってるな」
「どのジャンルでいく予定ですか?」
「いい女だからな。私自身、思いっきり楽しみたいね」
「じゃ、私も出ます?」
「ぜひその方向でいこう」
「うふふ、分かりましたぁ」
間もなく待ちあわせの時間だ。
♪
インターフォンのチャイムが鳴った。
つづく
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