『物足りない』
そんな事を考えてはいけない・・・そう思った。
そんな事を感じる私は、どこかが狂っている・・・そう思いながら、旦那の前では特に意識して 湧き上がってくる感情を押し殺すようになっていた。
旦那には、言えるはずもなかった。
けれど私は、そんな感情を感じながら、けれど押し殺しながら過ごしていた。
大学時代、付き合い始めた頃にされた旦那の性癖の告白は衝撃的だった。
ありえない・・・そう思った。
恥ずかしい、イヤだ・・・旦那の告白に対してそう言った私の言葉に嘘はなかった。
それだけはハッキリと言える。
けれど、何度も何度も頼み込まれ、嫌々ながら承諾した。
一度だけと約束をして、初めて下着を着けずに人混みを歩いた・・・その時から、そのアブノーマルな状況に・・・異常な自分の姿に興奮する自分がいた。
恥ずかしくて、歩けないほど膝が震えた。
・・・けれど、体が熱くなった。
体の芯が熱くなり、太ももの内側を愛液が垂れていくのを感じていた。
すごく興奮した・・・とは、旦那には言えなかった。
だから、「恥ずかしい」「イヤ」と言った。
それからも、何度も何度も頼まれて、ようやく受け入れる・・・そんなステップを経て行為をした。
嫌がりながら渋々、なんとか受け入れる・・・そんなフリをするようになった。
もしかしたら、その頃から、私はもっと恥ずかしいコト・・・もっと酷いコト・・・もっと、もっと・・・と、思い始めていたのかもしれない・・・。
そして、行為がエスカレートするにつれ・・・露骨な露出になるにつれ、その思いを強めていったのかもしれない・・・今の私は、そんな風に思っていた。
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