「・・・由美さん・・・ほら、行くよ」
車を降りた三浦は、助手席に回ってドアを開けた。
手を掴んで下ろそうとしながら、固まったままの由美の顔を見てニヤリと笑う。
「・・・・・・興奮・・・してるんだね」
ピクッと体を震わせ、由美が三浦を見た。
驚いたような目をして・・・けれどまたすぐに、さっきまでと同じように、瞳をトロンと蕩けさせた。
「ほら見て・・・」
三浦の視線を由美の目が追う。
「ほら・・・車が3台も・・・中に、何人か客がいるみたいだ・・・」
由美は、三浦の指にブラウスのボタンを外されながら、駐車場に停まる車を見つめていた。
太ももの内側を這い上がり、スカートを捲る指に熱い吐息を漏らしながら、まだ見ぬ男を想像していた。
※元投稿はこちら >>