たくみ) 貴女も中々強情だね・・・・。
身体は正直だよ・・・、あれだけ乱れてるところ見られてシラを切るところはきっと、主人に対して
申し訳ない気持ちからかな?
主人と認めて貰えなくても、僕は敵じゃないと思って欲しいな・・・。
僕は奥様を幸せにしたいだけさ・・・、力になってくれるね・・・。
みさと) 奥様を幸せに?・・・何を言っているの・・・、冗談言わないでよ・・・。
そんな事・・・信じられる訳ないでしょう・・・、私と違って奥様はあなたに少なからず憎しみを持っている。
あなたが葬儀の時に奥様の秘密に気付いた・・・私達はそう思っている。
奥様も財産もお守りする事が私達が旦那様の温情に報いる事なのよ・・・・!?。
みさとは自分達の胸に秘めていた事を、たくみに話していた。
医者であるたくみは、みさとが気を失っている間に自白剤を打っていた、短時間ではあるが尋問に使う薬だった。
屋敷に潜伏する時間は短い、みさとが接触してきた事で手荒な事はせずに済んだ、しかし、内通者を短時間で
堕とすのは難しい、精神的結束は特にだ・・・。
みさとから大体のアウトラインは聞く事が出来た、あとは高円寺と国分がどの様に関わっているかが問題だ。
たくみ) みさと、ありがとう・・・よく話してくれたね、これでみさとも共犯だよ。
僕に力に成ってくれるね・・・、明日の朝僕は一旦屋敷を出るその後、もう一度招き入れて欲しいんだ。
これだけ部屋が有るんだ、潜伏はみさとが協力してくれたら大丈夫だろう?
みさと) ・・・
沈黙は了解と僕は理解した。
そして、また唇を重ね今度は優しくみさとを抱いたのだった。
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