私は少しの後悔と出処の判ら無い期待です少し緊張していた。
どうして今まで憎いと思っていた男を家に招き入れる様な事をしたのか・・・。
それと、この出処の判ら無い期待の様な気持ちは何なんだろう・・・。
夫が他界して一週間、まだまだ夫の存在が薄れているとも思えません。
徐々に4人での生活に慣れかけていた矢先の出来事だったのです。
草刈の出現によって、私のコロニーにほつれが生じて来ている・・・・。
私はこの屋敷を守るって決めていた筈・・・。
まだ、きちんと固まっていない私達の関係は脆弱な物だったのだ。
お互い本当の思いを判っていない・・・。
私が勝手に思い込んでいるだけなのかも知れない・・・。
それでもお客を待たせられない、私は意を決してダイニングに向かいました。
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