「合図」は、リビングに戻っても 出されることはなかった。
後輩がもとの席に座っても、私が自分の席に座っても。
旦那はあいかわらず楽しそうな笑顔で話していた。
戻ってきた後輩にも、笑いながら「遅いぞ」と話しかけていた。
残りの2人の後輩には、もちろん気づかれている。
席を外した間に何があったのか。
酒に弱い旦那が2本目の缶ビールを飲み干すほどの時間、何をしていたのか。
そして、なぜ私が無言のままなのか・・・口を開かないのかも、すぐに気づいたようだった。
旦那の目の前で 3人の後輩が目で会話をしている。
3人は楽しそうにニヤリと笑い、私の目を、口元を見る。
私は少しだけ口を開く。
唾液に漂っているネバついた液体を舌で押すと、唇の右端から少し零れそうになった。
興奮しきった体が火照り、顔が汗ばむのを感じた。
鼻腔を通り過ぎる自分の息が 精液臭くて卑猥に感じた。
私は刺激されてすらいないのに テーブルの下で自分から足を開いた。
下着を履かせてもらえなくなってしまった無防備な股間から、また愛液が椅子に垂れていった。
スカートを捲り腰まで上げ、3人の目を順番に見つめた。
そしてようやく、私の口の中に精液を出した後輩が 静かに頷いた。
私は旦那の笑顔を感じながら、楽しそうな声を聞きながら・・・・後輩の目を見つめながら、喉を鳴らして飲み込んだ。
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