ビュッ・・・!!
音が聞こえそうな勢いだった。
白い塊のような精液の筋は、私の左目を直撃すると そのまま首筋まで伸びていった。
二筋目は髪の毛まで飛び、そのまま額に降りかかって鼻筋まで伸びた。
三筋目は鼻筋に、四筋目は唇から顎に落ちた。
ビュッ!ビュッ!ビュッ!・・・ビュッ!!・・・・ビュッ・・・!!
大量の精液が降り注いだ。
私の顔は、みるみる精液に汚れていった。
私は、左目を開けられないまま、右目だけで男を見上げていた。
男は先に滲む最後の一滴を、私の頬から首筋に塗り付けた。
そして、宣言通りに私を立たせると、ズボンを履きながら私の体を押した。
あの人は、どんな顔を・・・
・・・何を言うだろうか
どんな反応を・・・
そんな事を考えながら、背中を押されてゆっくりと歩いた。
あぁ・・・とうとう・・・
私は今日・・・全てを失ってしまう・・・
そんな事を考えていた。
精液が額から目元に垂れていくのを感じた。
頬の精液が、顎から垂れさがって揺れるのを感じた。
とても大きな・・・もう戻れないような変化が もうすぐ・・・自分の手で引き起こされる・・・
それは十分に理解していた。
なのに私は、どうしても絶望できなかった。
そして、悲しい気分になれないまま、リビングに繋がる扉の ドアノブに手を掛けた。
※元投稿はこちら >>