俺は思い切って「篠崎さん、また今日ランチしませんか?…出来れば篠崎さんの手料理食べたいです。」と言ってみた。
きっと言葉の真意は、篠崎さんもよく分かっていた筈だった。
篠崎さんは「う~ん…今日から子供は保育園だし…うん。良いわよ。簡単な料理でいいなら。」と言ってくれた。
俺は心の底から喜んだ。
篠崎さんも、食事した後に何をするか分かった上でOKをしてくれている筈だ。
バイトが終わると、先に篠崎さんが帰って行った。
ちょっとすると篠崎さんから携帯に着信があった。
篠崎さんは「もしもーし。先に行ってるわよ。アパート分かるよね?」と言ってきた。
俺は返事をして、後からチャリで篠崎さんのアパートへ向かった。
篠崎さんのアパートへ着き、102号室のドアを開けた。
以前、来た時のようにカギは掛かっていなかった。
久しぶりだったので「篠崎さーん?」と声をかけた。
篠崎さんが玄関に来て「勝手に上がって良かったのに。」と言った。
俺は「お邪魔しまーす。」と言って玄関に上がると、キッチンから料理の良い香りがしていた。
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