それから2、3日して奈緒子ちゃんから連絡があった。
学校帰りにご飯行こうと誘われた。
何やら、この前呼び出したお詫びだそうだ。
俺は部活を休んで向かった。
学校からちょっと離れたファミレスで待ち合わせた。
俺は「あれからどう?ちょっとは落ち着いた?」
奈緒子ちゃんは「うん。まぁ…未練は無いって言ったら嘘かな。だけど、忘れようと思っても忘れられないし。ただ…なんで私よりあの女?って思っちゃうんだよね。」
俺は「まぁ…それは人それぞれじゃん。俺からしたら断然、奈緒子ちゃんだけど。」とちょっとごまを擦った。
奈緒子ちゃんは「ありがとう」と一言だけの返事だった。
それから他愛も無い話をしていた。
そろそろ帰りかなって頃に奈緒子ちゃんが別な話をしてきた。
奈緒子ちゃんが「週末、うちの両親旅行で居ないんだよね。マサトが泊まりに来るはずだったんだけど。K君…泊まりに来る?」と聞いてきた。
俺は奈緒子ちゃんが言った事がストレート過ぎて、思わず聞き返してしまった。
俺は平静を装って「たぶん行けるよ。」と答えた。
日中は奈緒子ちゃんがバイトがあるから、夜に待ち合わせる事にした。
俺も週末は夜バイトだったがキャンセルした。
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