しばらくすると、小坂さんが山口君に、連続で逝かされたことを咎める会話が聞こえてきた。
私は、二人の会話に聞き耳を立てながら、次はどんな展開が待ち受けているのかドキドキしながら待ち続けた。
やがて、山口君が小坂さんに口でして欲しいとお願いする。
小坂さんは、自信がないと言いつつも、それを拒否することなく状態を起こした。
この瞬間、私は覗いているのがばれる、と思い、顔を扉の隙間から離す。
暫しの静寂の後、やがて、扉の向こうから二人聞こえてくる。
小坂「これで、跡残っちゃうね(笑)」
山口「ん……別に、大丈夫でしょ。」
小坂「中尾に怒られちゃうかも(笑)」
永川『え?雪ちゃん、美起ちゃんから山口君奪い取るつもりなのかな……』
私は、少しだけ頭が混乱してしまった。
二人は、昔から元々そういう関係だったのだろうか。
いや、パートの面接を受けたら、たまたま山口君のいるお店だった、と聞いているし、中尾さんも久々に小坂さんに再開したみたいなことを言っていた。
でも、もしかしたら、それは二人がばれないようにそういう関係になっていて、だとしたら、中尾さんは、二人の関係に気付いて距離を置いたのだろうか。
混乱しながらも、ふと冷静になって、そう考えると、何だか中尾さんが可哀想で、二人のことが許せなくなってきてしまった。
永川『いや、そうと決まった訳じゃないし、もう少し聞いてたら何か分かるかも。』
そう考えているうちに、やがて扉の向こうからは、よだれを絡ませるような、いやらしい音が響いてきた。
永川『雪ちゃん、自信ないとか言っといて、あんないやらしい音させて、山口君のこと虜にしてるんだ。ん?待って。昔から、そういう関係だったら、自信ない、なんて言わないかも。と、すると……やっぱり二人は今日が初めて?』
考えれば考える程、段々訳が分からなくなってきた。
すると、また二人の会話が聞こえてくる。
山口「あぁぁぁ……山さんのフェラ……最高だよ……」
小坂「えー、ホントに?」
山口「本当だよ、マジで上手いよ。」
小坂「中尾よりも?」
山口「うん。中尾のフェラより気持ちいいよ。」
小坂「そっか。」
永川『やっぱり、二人は今日が初めてなんだ。とすると、私とか他の友達誘ってる、ってことは、たまたま酔っ払った勢いでこうなっちゃったのかなぁ。』
そう考えていると、やがて山口君の声が聞こえてくる。
山口「あぁぁ、そろそろ出そうだ。あっ!出るっっ!」
山口君のそう叫び、やがて扉の隙間から、男の人の特有の精液の匂いがほんの少しだけ漂ってきた。
永川『あ、やばっ……』
その匂いを感じ取った瞬間、私はまた自分の中で性的な興奮が生じてきてしまった。
永川『あ、やっぱり、私も大分溜まってるわ。生理も近いからかな。』
人によっては、精液の匂いが苦手という人もいるが、ご無沙汰な私には、溜まった性欲を刺激する匂いだった。
山口「ん?いや、ちょっともう一回出しましたけど。」
再び山口君の声が聞こえてきたと思ったら、さっきよりも、もっといやらしい音が聞こえてきた。
永川『えぇ!?男の人って賢者タイムあるから連続は無理でしょ!』
私は男の人は一回逝くと、賢者タイムになって、しばらく休まないと元気にならないことは知っていたので、小坂さんが、また口で山口君にしはじめたことに驚いていた。
ジュルルルル……ジュプ…ジュプ……ジュプ…ヌプッ…ヌプッ…ジュプ…ジュプ…
小坂さんの唾液が絡む音がすぐそばから聞こえてくる。
永川『山口君のって、大きいのかなぁ。』
私は口があまり大きくないので、夫の前に付き合っていた人のモノが私の口に入りきらない大きさだった。
そうすると、口でしていると唾液が垂れてきて、いやらしい音が出やすくなり、その人は、その音も含めて気持ちいい、と言っていたけれど、私からすれば疲れるだけだったのであまり好きにはなれなかった。
山口「あぁぁっ!出るっ、出るっ!逝くっっ!」
永川『え?男の人も連続で逝けるんだ。てか、雪ちゃんどんだけ上手いの!?』
私は山口君が逝きそうになっている声を聞いて、小坂さんのテクニックがどれだけすごいのかが気になってしまった。
そして、ドアの隙間から再び漂ってくる山口君の精液の匂い。
私はその匂いに耐えきれなくなり、ゆっくりとパジャマのズボンの紐をほどいてしまっていた。
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