山口「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
小坂「さっきのお返しです(笑)」
息を乱している私を座って見下ろしながら、小坂さんは言った。
時間にして5分も経過しないうちに二回も射精したのは初めてだった。
小坂「気持ちよかった?」
そう言いながら、小坂さんは、私の下腹部に飛び散る精子をティッシュで拭き取りはじめた。
私は、もう何も答える気力がなかった。
小坂「流石に三回はやりすぎだから、止めといた(笑)」
私は、小坂さんのその言葉に、彼女ならば本当に三連続で私を逝かせてしまうことも可能なのだろうが、私の体力的な問題も考えて辞めたのだろうと内心で考えた。
小坂「ちょっと、私もパンツ脱ぐ。濡れすぎちゃったよ。」
そう言いながら、小坂さんは、水色のサテン生地のショーツを脱ぎ捨てる。
彼女も、また私同様、一糸纏わぬ姿になる。
小坂さんの陰部は、やはり最初の予想通り陰毛が濃く、あまり手入れをしている感じはしなかったが、逆にそれが自然な女性の裸を見ているようで、私には魅力的だった。
小坂「んー。どうだろ……。流石に無理かな?」
そう言いながら、小坂さんは私に馬乗りになった。
そして、私の陰茎部分の先端に彼女の陰部の入り口があてがわれる。
小坂「………いけそう?」
小坂さんは、私の耳元に口を近付けて、囁くように聞いてきた。
山口「はぁ、はぁ、はぁ、いける、と思うよ。あ………ゴム、バンガローだ……。」
私は、中尾と旅行へ行く際に、コンドームを一つだけ歯ブラシセットの中へ常に携帯していたが、今日はその歯ブラシセットをバンガローに置いたままだった。
小坂「ゴムは今日はいらないよ。」
先程の囁き声よりも更に小さな声で小坂さんは言った。
いきなり、コンドームを着けないで生の小坂さんを味わえるチャンスだった。
私は、まだ二回の射精から完全に回復するには至っていなかったが、いよいよ小坂さんの中へ入れると思うと、既に勃起が収まらなくなっていた。
山口「小坂さんがいいなら、もう大丈夫だよ。」
小坂「そっか。じゃあ………いくよ。」
私の答えを聞いて、小坂さんはそう囁くと、淫靡な笑みを浮かべながら腰を沈め始めた。
ジュプ………
私の陰茎に小坂さんの陰部からあふれでる愛液が絡む淫らな音がする。
そして、今日感じた中で一番の熱さが陰茎の先端から伝わりはじめる。
小坂「アァァァァァ………」
小坂さんは、全身を小さく震わせるようにして腰を沈めていき、その口からは、甘美なあえぎ声がもれだしてきた。
少しずつ、私の陰茎が熱く柔らかい小坂さんの膣内へと飲み込まれていく。
数秒という時間が私にとっては、永遠に思える。
ゆっくりと、ゆっくりと、私が小坂さんと一つになっていく。
小坂さんは、目を閉じて、最高の女の表情を見せながら、私と合体していく。そして
小坂「アァァァ……ハァ、ハァ、ハァ………入っちゃった。」
これが、私が小坂さんと、友人という一線を超えて、愛し合う男女として結ばれた瞬間だった。
この瞬間、山川さんとの、高校時代の思い出が私の頭を駆け抜けはじめた。
入学式の日、私の前に座った時に見た山川さんの後ろ姿。
山川さんの笑顔。
山川さんとの日常会話。
部活終わりの山川さんと二人で歩いた駅までの帰り道。
初めて山川さんの私服姿を見た時の胸の膨らみ。
たまたまの幸運で一瞬見た、山川さんのパンチラ。
そして
偶然パートの面接に来た小坂さん。
中尾との一件で心配で慰めに来てくれた時の抱き締められた感触。
小坂さんがパソコン画面を見ながら発注の検討している真剣な眼差し。
店舗の成績発表の際、小坂さんと一緒に味わった達成感。
酔っ払った小坂さんにいたずらをしてしまったあの日の夜。
その全てが、今、私と小坂さんの男女の愛情の営みに至る道筋のように頭の中を駆け巡る。
山口「下の名前、呼んでいい?」
小坂「うん。今は、いいよ。ヒロ君。」
山口「雪、愛してるよ。」
小坂「フッ、ありがと。」
小坂さんは、鼻で笑いながらそう言うと、ゆっくりと腰を動かしはじめたのだった。
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