バスッ
硬直した小坂さんの身体から力が抜けて、布団が彼女の身体を受け止める音がする。
小坂「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……」
小坂さんは肩で息をしながら、絶頂の余韻に浸っていた。
私は小坂さんの横に寝ながら、彼女の乳房を、愛液の絡んだ右手の指で撫でるようにして、声をかける。
山口「逝ったの?」
小坂「ハァ、ハァ、ハァ、うん、ハァ、ハァ……」
小坂さんは、息を乱しながらも、そう返事をして、首を小さく縦に振った。
私は右手の親指と人差し指で、小坂さんの右乳房の先端部分をつまむようにして刺激を与えた。
小坂「アッッ!!ダメッ!!アッ!!アンッッ!!!」
小坂さんが私の右腕を掴んで自分の胸から引き離そうとするが、私は構わずに彼女に性の刺激を与える。
小坂「ァッッ!!アンッ!!アンッッ!!!アァァァッッッ!!!ちょっと……ダメェッッ!!!」
先程私が口で与えた刺激より弱いはずにもかかわらず、小坂さんの身体はより感じやすくなっていた。
私は左手も同じようにして小坂さんの乳頭部分に刺激を与えることにした。
小坂「アァァァァッッッ!!!モウッッ!!ダメッッッ!!!イキソウッッッ!!!アッッッ!!!イクッ!!!イクッッッッッ!!!」
ビクンッ
小坂さんの上半身が布団の上で踊るように一度跳ねる。
そして、小坂さんは、苦悶の表情を浮かべながら呼吸を止め、上半身を震わせた。
恐らく、全身を駆け巡る快感の波を受け止めているのだろう。
小坂「……………………ッッ……ァッッ……ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…ハァ………」
小坂さんの止まった呼吸が再開する。
山口「また逝っちゃった?」
私は小坂さんの頭を撫でながら質問した。
小坂「ハッ…ハッ…ハッ…ハッ…ハッ…ハァ…ハァ…ハァ…」
今度は小坂さんからの反応はなかった。
暫く私は小坂さんの頭を撫でながら、彼女の身体を視姦するかの如く観察した。
元々声質が低くどちらかというとハスキーボイスな中尾のあえぎ声を聞き慣れていたせいか、小坂さんの、女性らしい甘えたようなあえぎ声はとても新鮮なものに思えた。
数分経過して、ようやく小坂さんの呼吸が整ってきたところで、彼女が口を開いた。
小坂「もうっ!逝った後は感じやすくなってるんだから、いきなり連続はダメだよっ!」
山口「ごめん、ごめん(笑)山さんのこと見てたら止まらなくなっちゃって(笑)」
小坂「まぁ、しょうがないけどさ……山口君も男だから。でも、いつも中尾にも同じようにしてるの?」
山口「自分でしてる時は美起のこと考えないで、って聞いたのに(笑)」
小坂「あ、そうだね(笑)いや、つい中尾も同じことされてるのかなぁ、って私一瞬考えちゃった(笑)」
山口「んー。してないよ(笑)てか、してくれない、が正しい表現かな?」
小坂「え?」
山口「いや、よく考えてみて?(笑)俺さっき、自分からはほとんど何もしなかったと思うんだけど?(笑)」
小坂「えー?そんなことないでしょ?」
山口「いやいや、じゃあ、ぶっちゃけて聞いていい?」
小坂「ん?」
山口「小坂さん、旦那さんとする時、いつもあんな積極的なの?」
小坂「知らない。てか、教えない(笑)」
山口「いや、前戯の段階で自分から腰動かすから、最初戸惑ったよ(笑)」
小坂「あー。う~ん。あれは、無意識なんだよね。」
山口「もしかして、山さんって、結構セックス好き?」
小坂「あ、ひどいなぁ。その言い様は。」
山口「あ、ゴメン。でも、今までしてきた女の人と、ちょっと違ったからさ。」
小坂「皆それぞれ違うじゃん。」
山口「ま、確かに。でも、今まで俺がしてきた女性の中でも山さんが、断トツにエロかった。」
小坂「えー?そんなことないでしょ。」
山口「いや、高校の頃の、あんなガード固かった山さん知ってるだけに、ギャップがすごいよ。」
小坂「んー。確かにエッチ自体は今は嫌いじゃないかなぁ。でも、そうなったのも、30過ぎてからだよ。」
山口「あ、そうなの?やっぱり、年齢による変化かな?」
小坂「まぁ、それだけじゃないと思うけど。色々あるの、私も。」
山口「そっか。でも、今日は俺とのセックス楽しんでるよね?」
小坂「ん?そうだね(笑)」
山口「フェラは出来る?」
小坂「えー。どうしようかなぁ。」
山口「無理?」
小坂「いや、無理ではないけど。」
山口「じゃあ、お願い出来る?」
小坂「あんまり、自信ないけど。」
そう言いながら、小坂さんは身体を起こしたので、私は上着を脱ぎ捨てた。
小坂さんは、私の下半身へと移動し、私の履いているハーフパンツに手をかけたのだった。
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