私は、小坂さんの膝裏部分から手を伸ばし、彼女の太ももを撫でる。
以前、小坂さん自身が、最近太ももの肉が落ちなくなってきた、と嘆いていたが、私が思うのは、別段太すぎる訳でもなく、細すぎて骨ばっているよりも、むしろ、柔らかいこの感触の方が逆に男をかきたてる。
私は、小坂さんの太ももを堪能しながら、淡い光沢を放つ、水色のショーツを眺める。
やはり、こうして眺める人妻である小坂さんの身体は、大人の開発がされているような淫らな雰囲気を醸し出している。
山口「なんてエロい身体なんだ……」
小坂さんの身体は、視ているだけで、私の呼吸が乱れさせ、男としての理性をどんどん失わせていく。
私の手はゆっくりと、ショーツの内側に秘められた小坂さんの女の部分へと近付いていく。
そして、小坂さんのショーツの、少し盛り上がった部分に指先が触れる。
ショーツの生地はとても滑らかで、その部分を押すと、とても柔らかく、それでいて、弾力性があった。
小坂さんの、男の愛情を受け入れてきた部分には、今まで、どれだけの男がここに到達することが出来たのだろうか。
彼女の旦那さんは、高校時代から付き合い、そのまま結婚したようだが、だからといって経験人数が1人とは限らない。
現に、1ヶ月前に無防備な姿を見せた彼女を私は襲っているのだから、もしかしたら、他の男が小坂さんの身体を何かの拍子で味わっている可能性だってある。
私は、一旦彼女の陰部から指先を離すと、小坂さんの右足をソファーから降ろす。
今、彼女の身体は、私の言いなりだった。
右足をソファーから降ろすと、ワンピースの裾から小坂さんの履いているショーツのフロントからクロッチ部分にかけての部分が露になる。
『前回みたいに刺激で小坂さんの女の部分を自然と反応させれば。』
そう私は考えながら、彼女のクリトリス部分へと右手の人差し指と中指の指先を近付いていった。
『焦るな、ゆっくり、ゆっくりだ。』
私は心の中で自分に何度もそう言い聞かせた。
そして、小坂さんのショーツの盛り上がった部分に私の右手の指先が触れた。
私は、ゆっくりと指先で楕円を描きながら、小坂さんのクリトリス付近に少しずつ刺激を与え始めた。
ショーツの滑らかなサテン生地が、私の指先を滑りやすくさせてくれる。
ゆっくりと指先を滑らせながら、時に押して、焦らずに小坂さんの女の反応を待つ。
左手を彼女の胸の膨らみにあてがい、前回と同じよう脇から持ち上げるようにして、乳房を揉みしだく。
『ゆっくり、ゆっくり。反応があるまで待つんだ。』
次第にショーツの内側にある小坂さんのIラインの形が分かり始める。
私は、そのIラインに沿って指を上下に動かしていく。
私は、焦る気持ちを抑えながら、辛抱強くゆっくりと小坂さんの乳房を揉みしだきながら陰部に刺激を与え続けた。
こんなにも長い時間、同じ態勢で、ただひたすらゆっくりと同じ動きをするのも久しぶりな気がした。
10分以上たったころ、ようやく少しだけ小坂さんの身体に反応が起きた。
…………クチュリ
全神経を集中させている、私の右手の人差し指と中指の指先が、小坂さんの履くショーツの異変を感じ取った。
今まで、とにかく指先を滑らせ続けていたショーツのクロッチ部分が、ほんの少しの湿り気を感じたのである。
『来たかもしれない』
私は右手の神経を更に集中させるため、小坂さんの乳房を揉みしだく左手を外す。
私の住むマンションと違い、コテージのリビングには駅前の街明かりがないせいか、部屋が暗すぎる。
そのため、小坂さんの表情を読み取ることが出来なかったが、寝息の音は、すっかりしなくなっていた。
『少しだけ強くしてみるか』
私は小坂さんのIラインを擦る指先の動きを少し早め、女の入口と思われる箇所では、押す力を強める。
………クチュ…………クチュ…………クチュリ………
一度女の反応を示し出すと、小坂さんの身体は、私の意思に陥落していく。
……クチュリ……クチュリ……
小坂さんのショーツの湿り気を帯びた部分がじわりと広がっていくのを指先が感じ取る。
もう一度、左手で小坂さんの乳房を揉みしだく。
小坂「…………ハァ……ハァ……ハァ……」
小坂さんの口から女の吐息がもれ始める。
……クチュ……クチュ……クチュ……クチュ
今や、ショーツが完全に濡れてしまっているのが分かるくらいに、小坂さんの女の部分からは潤滑油があふれ始めていた。
ショーツのサテン生地は、小坂さんの愛液を含んでしまったために、光沢が弱くなっていた。
山口『よし、これなら、もしかしたら』
私が小坂さんに更に強い快感の刺激を与るために、小坂さんのショーツの中に右手を入れようとした瞬間だった。
ソファーからダランと落ちていた小坂さんの右手が突如、私の右手首を掴んだ。
私の全身に電流が走る。
山口『しまったっ!』
私の体は緊張で固まり、全身の血流が止まるような感覚だった。
小坂さんは私の右手首を掴んだ次の瞬間、囁くような声を発した。
小坂「ダメッ……」
小坂さんのその声は、耳をすまさなければ聞こえないような甘えた女性らしい声だった。
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