赤石と一緒バンガローに入り、敷いておいた布団に寝かせると、すぐに、いびきをかきはじめた。
山口「イケメンだけど、やっぱり、おっさん化したな(笑)」
酒に酔っているので仕方ないが、そう言わずにはいられなかった。
山口「さて。今、何時だよ……。」
腕時計を見ると、夜中の2時になっていた。
山口「そりゃ、眠くもなるよな。」
確か、チェックアウトは10時だったと考える。
山口「さて、とりあえず。」
私は赤石以外が眠りにつき、静かになったコテージに戻った。
コテージのリビングに戻ると、小坂さんは先程と同じようにソファーを背もたれにするようにして寝ていた。
山口「小坂さん、大丈夫?」
小坂「…………。」
小坂さんは、この前と同じく寝息をたてて、眠っている。
私は机の上に皆で飲み散らかした空缶や、おつまみの空き袋をゴミ袋に入れて、片付けを始める。
ガシャン!……カシャン!
ゴミ袋に投げ入れられた空缶同士がぶつかり大きめの音が部屋に響く。
それでも、小坂さんは起きることはなかった。
部屋を片付け終わると、私はとりあえず歯を磨いた。
歯を磨いている最中、私の頭は前の出来事を思い返しながら、今日はどうやって小坂さんの身体を味わおうか、ということを考えていた。
この時の私は、時間も遅く、このキャンプ場内で起きているのは自分だけだという自信から、前の時に感じていた程の罪悪感はなくなっていた。
歯を磨き終わりリビングに戻り、寝ている小坂さんを見ていると、すぐにでも小坂さんの身体を味わいたい衝動にかられる。
今の私は、無防備な小坂さんの身体に群がるハイエナのようになっていた。
山口「小坂さん。大丈夫?」
小坂「…………。」
やはり、小坂さんからの返答はなく、彼女は相変わらず寝息をたてている。
小坂さんがパジャマとして着ているグレー色のワンピースの裾が少しめくれ、小坂さんの足が太ももの辺りからはだけてしまった状態でリビングの床に投げ出されていた。
『この前みたいに脱がすのは無理か』
前回着ていたワンピースと違い、今日小坂さんが着ていたワンピースにはボタンが一切ないので、彼女の身体の全てを見るのは困難だった。
私は彼女のはだけた太もも付近にあるワンピースの裾を指先でつまみ、めくり上げる。
中を覗くと、爽やかな薄い水色のサテン生地のショーツが見えた。
前回と違い、花柄のデザイン等は一切あしらわれていない無地のショーツで、部屋の光を反射するように生地からやんわりと放たれるサテンの光沢。
前回の時よりも大人の女性らしさを感じさせつつも、清楚な印象を与えられるのは小坂さんらしかった。
そして、前回の時に比べて、罪悪感は少なくなってはいるものの、こうして行動に移すと緊張感は変わらずにあった。
小坂さんのショーツを見ながら、ゆっくりと私の男が反応を始める。
しかし、このままの態勢では、小坂さんの身体をゆっくりと堪能することが出来ないので、私は小坂さんの腕を自分の肩に回し、立ち上がらせる。
山口「小坂さん、風邪ひくからせめてソファーに座ろう。」
小坂「…………ん。…………うん。」
小坂さんは、少しだけ意識を取り戻し、私に身体を預けるようにして立ち上がり(正確には立ち上がらせ)ソファーの上に再度座ると、そのまま、ゆっくりと身体を倒して、肘掛け部分を枕にするようにして眠り始めた。
私は彼女の胸に手を伸ばす。
ワンピースの上から小坂さんの胸に私の手が触れると、小坂さんは眠りながら、私の手をたどたどしい手付きで振り払った。
『起き上がらせる時にちょっと覚醒しちゃったかな。』
私は少し時間を置いてからにしようと考えていたが、小坂さんのショーツを覗き見したことで、既に我慢が効かなくなってしまっていた。
私は立ち上がり、机の上にある、もう一棟のコテージの鍵を取り、コテージを後にした。
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