射精を終えた俺は、中尾の上から降りて、コンドームをゴミ箱の中に捨てると、中尾の横に横たわる。
まだ中尾の呼吸は荒かったので、俺は中尾の顔を自分の胸元に寄せて抱き締めた。
中尾もそれに従うようにして、顔を俺の胸元に近付けて、呼吸を整え始めた。
ある程度、落ち着いたところで俺は中尾に声をかけた。
吉本「最高に気持ち良かったよ。」
中尾「…………うん。」
暫く無言の時間が続き、俺は中尾を抱きしめながら、余韻に浸っていると、中尾が口を開いた。
中尾「ねぇ……ヒロには言わないよね?」
吉本「いや、言えないっしょ(笑)」
中尾「流石にそうか(笑)」
吉本「でもさ、なんで今日は俺とホテル入ってくれたの?」
中尾「自分から誘っておいて、それ聞くか?(笑)」
吉本「いや、前なら断られると思ってさ。」
中尾「あー、まぁね(笑)」
吉本「なんか、心境の変化があったのかなぁ、って。」
中尾「ん………。リハビリ……かな。」
吉本「リハビリ?」
中尾「うん。」
吉本「セックスの?」
中尾「んー。まぁ、そうだね。」
吉本「セックスにリハビリってあるんだ(笑)」
中尾「あるの。女は特にね。」
吉本「でも、俺で良かったの?」
中尾「おまいうだわ(笑)こんなことしてるけど、私だって、誰でも良いわけじゃないから。」
吉本「いや、そりゃあ俺だって、同じだよ。中尾のこと友達としても、女としても好きだしさ。」
中尾「同じ理由かな。今までは私の中でタイミングが合わなかったから。吉本が嫌いだったらエッチさせてあげてないよ。」
吉本「そうなんだぁ(笑)じゃあ、もし俺が離婚したら結婚する?(笑)」
中尾「それは無理(笑)」
吉本「なにそれ(笑)」
中尾「よしと結婚なんて私には想像出来ないもん(笑)」
吉本「ひどいなぁ。」
中尾「だからね?エッチさせてあげたんだし、奥さんと、ちゃんと仲直りしなさいよ?これが友達としての真剣なアドバイス。よしと結婚生活こんな維持出来るんだから、良い奥さんだよ。」
吉本「え?嫁と仲直りさせるためにセックスしたの?(笑)」
中尾「それもあるかな(笑)だって、よしはエッチが一番のストレス発散なんでしょ?」
吉本「否定はしないけど(笑)でも、中尾も感じてたじゃん?」
中尾「そりゃ……まぁね。」
吉本「それじゃ、お互いストレス発散だよ。さ!夜はまだまだ長いよ!」
中尾「え?まだするの!?」
吉本「もちろんでしょ!ようやく中尾とセックス出来るんだから!今晩は頑張れる!」
中尾「なにそれ!てか、ゴムあと一個しかないし!」
吉本「あー。残念!……なんて、ちゃんと持ってます(笑)」
中尾「はぁ?何で持ってんのよ(笑)」
吉本「いやいや、男のたしなみだよ。」
中尾「意味分かんないし!きゃっ!もう!」
俺は中尾を押し倒すようにして、再び彼女の身体を求め始めた。
※元投稿はこちら >>