私は、ベッドの横で膝をつき、手をゆっくりと小坂さんの身体へと近付けていく。
引き返せ、と頭では分かっているのに、体は反対のことをしようとしている。
やがて、小坂さんの着ているワンピースの上から、彼女の左足の太もも辺りに私の右手が触れる。
自分の心臓が鼓動する音が耳に大きく響いてくる。
右手の指先に伝わってくる彼女の太ももの感触は、思っていた以上に柔らかい。
私は彼女の右太ももに触れるか触れないかくらいの距離でゆっくりと撫でるようにして、右手を回した。
緊張のあまり、自分の息遣いが荒くなっている。
山口「山さん…………ごめん。」
私は、ゆっくりと小坂さんの太ももに当てた指先を膝からふくらはぎへと移動させていく。
指先から伝わるワンピースの生地の感触と小坂さんの下肢の感触に、私の下半身は、強い男の反応を示し、激しい血流にジンジンと痛みを感じるくらいだった。
やがて、小坂さんの着ているワンピースの裾の部分に指が当たると、私は一番下のフロントボタンをゆっくり外した。
ボタンを外した瞬間、ベッドの外に投げ出され、ワンピースの内側に秘められていた彼女の両足のすねからふくらはぎにかけての部分が私の視界へと飛び込んできた。
私は右手をワンピースの内側へと差し入れる。
ゴクリ
私が生唾を飲み込む音が異様に大きく聞こえた。
今度は小坂さんの右足のふくらはぎ部分を掌で優しく包み込むようにして、ゆっくりと掴む。
力の抜けたふくらはぎは、少しでも力をいれてしまうと、つぶれてしまうかのような柔らかさだった。
こんなにも、女性の身体に興奮してしまうのは、いつ以来だろう。
初めてセックスをした日よりも緊張し、そして、興奮している自分がいる。
もう、私の男の部分は、既に涙を流し始めているのが分かる。
私は、右手の掌に彼女のふくらはぎの感触を刷り込ませるようにして愛おしく撫で、ゆっくりとその時間を楽しんだ。
しばらく余韻に浸り、彼女のふくらはぎを満喫した後、私は、左手で小坂さんの着ているワンピースの膝下部分のフロントボタンに手をかけたのであった。
小坂さんは、完全に意識がとんでおり、彼女の小さな寝息が私の耳に一定のリズムを刻んでいた。
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