木曜日に永川さんを家に読んだ翌週の火曜日。
今日は、小坂さんは仕事が休みで午前中から家に来てくれていた。
少し早めのお昼を食べ終えた段階で、私はソファに座りテレビを見ていた小坂さんに声をかける。
山口「ねぇ、今日いいかな?」
小坂「ん?」
山口「その……例の仕事。」
小坂「あー、そうだよね。木曜日ホントはしたかったんだもんね(笑)んー。まだ11時か。掃除機かけようと思ってたんだけどな。」
山口「掃除機は大丈夫。部屋全然綺麗だし。」
小坂「そう見えるだけだよ。」
山口「まぁ、でも、店じゃないし、本当に大丈夫だよ。」
小坂「えー?そんなにしてほしい?」
山口「うん。」
小坂「う~ん。しょうがないなぁ。」
山口「ありがとう。で、今日のお金だけどさ。」
私は机に置いてあった財布を手に取り、小坂さんの前に立つ。
小坂「うん。」
山口「これでお願いします。」
私は財布から5万円を取り出して小坂さんの前に差し出した。
小坂「え!?……こんなに?」
山口「うん。」
小坂「てことは、今日は最後までする感じ?」
山口「うん。それと……」
小坂「それと?」
山口「今日も撮影させてもらいたいんだ。小坂さんとセックスしてるところを動画で。」
小坂「えぇ!また?」
山口「うん。前回撮った写真でも、何回もお世話になってるんだけどさ(笑)」
小坂「それはそれは(笑)お疲れ様です(笑)」
小坂さんは若干恥ずかしそうな顔をしながら、答えた。
山口「だから、今日も撮影したいな、って。」
小坂「う~ん。山口君とエッチしてるところかぁ……。どうしようかな。」
小坂さんは、暫く考え込んだ後、やがて口を開く。
小坂「じゃあ、前回と同じで、顔は写さないって約束出来る?」
山口「分かった。約束する。」
小坂「じゃあ、いいよ。」
小坂さんがお金を受け取ると、私達二人は寝室に入り、キャンプの時以来、2回目の愛の営みを始めた。
小坂「ハァ………ハァ………ハァ………ハァ………ハァ………ハァ………」
暫くの間、私の上に乗り息を整えていた小坂さんは、ようやく落ち着きを取り戻し、電マのスイッチを切ると、枕元に置いて、合体したままの状態で私に抱きついてきた。
私は小坂さんが落ち着くまでの状況をスマホに撮り収め、カメラの録画停止ボタンを押して、ベッドの棚にスマホを置き、小坂さんを抱きしめる。
まだ小坂さんの息は若干整っておらず、子宮内も絶頂に達した時程ではないにしろ、相変わらず小さく収縮を繰り返していた。
私は、小坂さんの頭を撫でながら、彼女の顔を自分の顔の方へと近付けると、自然と私達は唇を重ね合わせた。
私は小坂の口の中へと自分の舌を侵入させる。
小坂さんの口は私の舌をすんなりと受け入れ、私の舌を待ち構えていたかの如く、お互いの舌が絡み合い、私が舌を自分の口に戻せば、彼女の舌が離すまいと私の口の中へと侵入してきた。
そうして暫くの間、私達はお互いの舌で愛舞しあいながら、求めあった愛情の最終確認をした。
やがて、小坂さんは唇を話して顔を上げると、ベッド上のティッシュを手に取った。
小坂「下りるね。」
山口「うん。」
小坂さんは陰部にティッシュをあてがうようにして、自身の膣内に挿入された私の男根を外した。
小坂「ふぅ………。あ、ねぇ。撮ったでしょ。顔。」
山口「う………。」
小坂「データをSDに移動させて私に下さい。」
山口「ごめんなさい。」
小坂さんの突然の質問に私はごまかしきれずに謝罪し、スマホの動画データをSDカードに移した。
横で小坂さんが一連の作業を監視していた。
データを移し終えると、私はSDカードを取り出して、小坂さんに手渡した。
小坂「もう、ホントに。ダメだって言ったじゃん。」
小坂さんは、自身のスマホケースに受け取ったSDカードを入れる。
小坂「大丈夫。お金貰ってるし、動画をちゃんと編集したら返します。」
山口「はい。って、編集出来るの?」
小坂「動画の編集くらい、やり方教えてくれる人がいるから。」
山口「あ、旦那さん?」
小坂「そうそう。主人なら分かるから。」
山口「でも、バレたらまずいんじゃ?」
小坂「大丈夫。主人は私のこと好き過ぎて、全部信用してるから。」
山口「あ、そうなんだ(笑)」
小坂「ま、それに……。」
山口「それに?」
小坂「ううん。こっちの話(笑)」
山口「そっか。」
小坂「さて、シャワー浴びていい?」
山口「あ、うん。いいよ。」
小坂さんは下着や着てきた服を手に取ると、浴室へと向かっていった。
山口「あちゃぁ。ばれてたかぁ。」
てっきり逝っている最中は撮影していることに気付いてないものとばかり思っていたが、流石小坂さんだった。
きっちりと気付かれていた。
暫く寝室の天井を見上げながら、反省していると
ガチャン
家の玄関ドアが開くような音がした。
山口「ん?小坂さん、もうシャワー浴びて終わったのかな?」
私は小坂さんが外に出掛けたのかと思い、バスタオルを手にして寝室を出ることにした。
タオルを腰に巻きながら、リビングに入ると突如声をかけられた。
中尾「え?右手、大丈夫なの?」
山口「え?」
私は声の主を認識すると、全身が固まってしまった。
リビングの扉を開けた場所には、トランクケースを手にした中尾が立っていた。
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