小坂「あー。結構飲んだねぇ。」
山口「山ちゃん、かなり飲むんだねぇ。」
2時間程滞在しながら、小坂さんは梅酒やウーロンハイを10杯くらい空けていた。
小坂「ん?あぁ、そっか。私、結構飲む時は飲むよ?」
山口「俺より飲んでたよ(笑)」
小坂「そうかもね(笑)あ!」
小坂さんが声をあげた方向を見ると、居酒屋前に止まっている自転車数台が倒れてしまっていた。
きっと、誰かが倒してしまって、そのまま立ち去ったのだろう。
小坂「全く、倒したならちゃんと直していきなさいよねー。」
山口「だよなぁ。」
私は、端の方から順番に倒れた自転車を直していく。
小坂「ごめんね。私が自転車で来たせいで。」
山口「全然大丈夫。」
一台目の自転車を直し後ろを振り返ると、小坂さんも二台目の自転車を直そうとしていた。
小坂「よいっしょ。」
酔っ払っているせいもあり、小坂さんは、自転車を起こすのに手間取っていた。
屈んだ姿勢の彼女のノースリーブの緩んだ胸元からは、胸の谷間がしっかり丸見えになってしまっていたが、彼女はそれを気にする素振りもない。
屈んでいるため、より強調される彼女の胸の谷間を、清楚な水色のブラジャーがその重みを支えていた。
その光景は即座に私の男を刺激する。
高校時代は色々な意味でガードが堅い彼女だった。
しかし、今目の前にいる彼女は、そんな頃の彼女では絶対に見せないであろう光景を私に晒していた。
実際、中尾や、もう一人同級生の永川さんなんかは、年に数回程、ブラウスのボタンの隙間から胸元やスカートからパンツを覗かせてくれるくらいにガードが緩いことがあったが、彼女の場合は、私の記憶に残る限りでは、スカート内を視ることが出来たのは2回しかない。
しかも、それらはいずれもほんの一瞬の出来事で、彼女の下着が視れた日は、本当の意味でラッキーな出来事だった。
小坂「あー、ハンドルが隣の前輪に絡んで外れない。」
山口「あ、代わる、代わる。」
小坂「ごめーん。」
小坂さんが直そうとしていた自転車を直す。
そして、振り返ると、同じ光景が広がる。
彼女の胸に触れてみたい。
その柔らかそうな乳房を自分の物にしてみたい、その衝動を今すぐ行動に起こしたい。
高校時代は想像の中でしか視ることが出来なかった、彼女の強調された胸。
それが、今、水色の清楚なデザインのブラジャーでガードされているが、もう少しでその先端部までをも見えそうな状態の景色が目の前に広がっている。
『今の俺なら……』
吉本が電話で言っていた言葉が一瞬頭をよぎる。
しかし、私はそんな雑念を振り払い、次の自転車を直しに取りかかった。
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