永川「まだ出し足りない……ですか?」
桔平「身体では分かってるんです。ただ、頭がまだ永川さんのこと、求めてしまってます。」
永川「そう……なんです、ね。ちょっと……あ……はい……分かりました。」
自分でも何を言いたいのかよく分からなくなってしまっている。
久々に見る男性器に私はすっかり頭が混乱してしまい、漫画で書くと目が渦をまいてクルクル回っているような状態だ。
前回山口君の家に行った時に、私はお尻に当たる山口君の男性器の感覚は感じたものの、結局あの日、直接的にそれを見てはいなかった。
それに、夫とする時も、部屋は毎回暗いし、布団の中で感覚的に夫のモノを自分の中に挿入するだけだった。
だから、こうして視界が明るい中で直接的に大きく堅くなった男性器を見るのは、記憶が定かではないくらいに大昔のことのようだった。
桔平「下の下着も見せてもらえませんか?」
永川「まだ、する……感じ?」
桔平「永川さんの時間が許すなら。」
永川「えーと………時間、時間………どれくらい?」
桔平「5分……くらいは。」
永川「あ、なら……大丈夫です。」
正直、子供が起きてきさえしなければ時間はいくらでも大丈夫だった。
それに、また桔平さんが射精しているところを見てみたい気持ちもあったけれど、流石にそれを口に出すことは憚られた。
永川「えーと………あ……下?ズボン脱げば?」
私は自分の下半身を指差して聞いてしまった。
桔平「はい。お願いします。」
永川「あ、はい。」
私はおもむろにパジャマのズボンを脱いだ。
リビングにはパンツだけを履いて他は何も着けていない自分がいる。
永川「はい………脱ぎました。」
桔平「ちょっと(笑)その画角じゃ私見えないです(笑)」
永川「あぁぁぁ。そうですよね。どうしよ。」
桔平「スマホを手にとってカメラに映るようにしてもらえると見やすいです。」
永川「あ……分かりました。」
私はスマホスタンドに置いたスマホを手にして、カメラ設定をインカメラからアウトカメラに替えた。
画面には私の下腹部から太ももにかけての部分が映し出され、ピンク色の花柄があしらわれたショーツも画面に一緒に映る。
桔平「ブラジャーと一緒で綺麗なデザインですね。」
永川「ありがとうございます……」
桔平「クロッチ部分とかも見てみたいです。」
永川「え……いや……それはー……。」
自分のショーツの状況が今どうなってしまっているのか分かっていたので、私は躊躇してしまった。
桔平「もっと……永川さんの全てを見てみたいんです。」
永川「気持ちは嬉しいですけど……ただ……」
桔平「ただ?」
永川「その……ショーツちょっとだけ……汚れてるし……」
桔平「いいじゃないですか。お互いに見られたくないところ見せあいましょう。僕、さっきよりも沢山出そうです。」
永川「う~ん………でも……」
桔平「ほら僕の見て下さい。」
桔平さんの男性器が再び私のスマホに映される。
桔平さんのそれは、今や下腹部にくっつきそうなくらいに完全に回復している。
私は自分の中にある性の欲望に負けそうになっていた。
桔平「永川さんを見ていると、こんなにも自分を抑えられなくなってるんです。こんなところ女性に見せるのは初めてです。」
永川「はじ……めて……ですか。」
桔平「はい。初めてです。」
桔平さんにそう言われた瞬間に、私は自分自身の欲望に抗えなくなっていた。
桔平さんに私を見てもらい、女性として求められたい。
そして、私自身も桔平さんの男性の部分を見てみたい。
永川「じゃあ、最後まで桔平さんが出すところ……見せてもらえますか?」
桔平「分かりました。最後まで見せます。」
永川「分かりました。じゃあ、私のこと見て出しちゃって下さい。」
そう言って、私はアウトカメラを再びインカメラに変えたのだった。
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