プツンッ
背中に回した両手がブラジャーのホックを外した感覚が伝わる。
右肩にかけたストラップ部分を外し、私はブラジャーを床に落とす。
今、スマホの画面越しに映る桔平さんに、私の胸の全てを見せた瞬間だった。
お世辞にも大きくない膨らみに、子供達への授乳を終えて少しだけ伸びてしまった乳首。
今日初めて顔を合わせた男性に私はそれを見せてしまっていた。
桔平「綺麗です。」
私は画面に目を向けることが出来なくなり、目をぎゅっ、と閉じて俯いている。
両手の拳に自然と力が入ってしまう。
桔平「画面越しにしか見られないのが悔しいくらいです。」
永川「いや………う~ん………」
あまりもの褒めように、私は画面を見ないまま首をひねった。
桔平「こんなこと言うのは僕も恥ずかしいんですけど、ちょっとだけ、自分で出して大丈夫ですか?」
永川「う~ん……それは……何を?」
桔平さんが何をしようとしているのか分かっていたけれど、私はあえて知らないフリをして質問し返した。
桔平「いや、もう………僕のあそこが、すぐにでも暴発しちゃいそうで……」
永川「ぼう……はつ……」
桔平「はい。」
永川「………何……が?」
まだ私は知らないフリをする。
桔平「はい……永川さんの胸見ながら、オナニーしたいです。」
電波が悪いと思ったのか、桔平さんは、私がオナニーという単語を口にしたと思ったのだろう。
永川「あ………いや………どうぞ……ご自由……に?」
桔平「ありがとうございます。多分すぐ済むんで。」
私がチラリとスマホ画面に目を向けると、桔平さんの上半身が見えた後に、両手が下半身の方へと移っていき、その後上半身を屈めたため、一瞬画面から桔平さんが消えてしまった。
画面では見えないが、ズボンを脱いでいるんだろう、ということはすぐに分かった。
スマホ画面に桔平さんが再び映った時には、右手で画面外の何かをこすっているようだった。
桔平「ハッ……ハッ……ハッハッ………うっっ!」
桔平さんの身体が震えている。
今、彼が私の身体を見ながら射精していることはすぐに分かった。
その瞬間は数秒くらいの時間だったと思う。
けれど、それを見ている間、私の陰部からは桔平さんを求める愛液が溢れ出て、ぐっしょりとショーツが湿らせていくのが分かるくらい、女の反応を示していた。
私もオナニーをしたい衝動を抑えられない。
でも、桔平さんが見ている間は我慢しなくちゃいけない。
早く通話を終わらせて、私もこの場で抑えきれない性欲を発散させたい。
桔平「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
永川「もう切って、大丈夫ですか?」
桔平「ちょっと……待って……下さい。全然……収まらないんです。」
そう言うと、桔平さんはおもむろにスマホを手にすると、さっきと同じようにして下半身を映し出した。
突然私のスマホに桔平さんの男性器が映し出される。
射精を終えてもなお大きく熱り立ったそれの先端部分からは、未だ白い精子が溢れ出して糸を引きながら垂れていく。
永川『あ………ダメ。そんなところ見せないで……』
そう頭で思いながらも、私は画面越しに映る、桔平さんの精子にまみれた男性器を見てしまっていた。
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