2階の寝室の扉をそっと開いてみると、子供達の寝息が聞こえてくる。
長男のタオルケットを掛け直すと、私はそっと部屋を後にした。
なるべく静かに一階への階段を降りると、私はすぐに下着入れにしまったTバックを出した。
永川「いきなり使うことになるなんてね。」
今履いているショーツも後ろにレースがあしらわれたタイプで個人的には気に入っているけれど、やっぱり男性はセクシーなタイプが好きだと思ったので、Tバックタイプに履き変えてみることにした。
社会人の頃にズボンのラインを気にしてTバックを履いていたことはあったが、仕事を辞めてからは全く履かなくなったので、本当に久しぶりだった。
永川「やっぱりお尻がもう……無理だぁ。」
Tバックを履くとお尻の弛みが強調されるような気がしたので、私はたまらず元履いていたフルバックタイプのものに履き直した。
永川「おばさんがこんなの履いたらやっぱりダメだよね。」
私はズボンを履くと、Bluetoothのイヤホンをスマホに接続させ、耳に装着する。
永川「よし。大丈夫かな。」
私はソファに座りカカオのアプリを開くと、桔平さんにメッセージを送る。
(永川)
準備出来ました。
(桔平)
分かりました。私からかけますね。
(永川)
分かりましたー。
私が返信して数秒後にビデオ通話が着信する。
カメラ通話ボタンを押すと、画面に桔平さんが写った。
桔平「もしもーし。」
永川「あ、もしもし。」
桔平「大丈夫ですか?写ってますか?」
永川「はい。大丈夫だと思います。」
桔平「こちらもばっちり永川さん写ってます。」
永川「子供達起きたらまずいんで、声小さめで話させてもらいますね。」
桔平「分かりました。私の声は大丈夫ですか?」
永川「桔平さんの声はイヤホンしてるんで、大丈夫だと思います。」
桔平「突然変なこと言ってすみません。」
永川「本当ですよ(笑)こんな40過ぎたおばさん相手に。」
桔平「いや、40過ぎに見えないですから(笑)」
永川「でも、本当に見たいですか?私なんかの。」
桔平「見てみたいです。今日別れてからも、永川さんのこと考えてましたから。」
永川「んー………ありがとうございます、なのかな?」
桔平「それも違うような(笑)電話だと多少緊張しないですかね?」
永川「いや、滅茶苦茶緊張してますよ(笑)こんなの初めてですから。」
桔平「ですよね(笑)私もです(笑)」
永川「やっぱり辞めときます?」
桔平「えー。それは悲しい。」
永川「嘘です(笑)で、どうすればいいんだろ。」
桔平「あ、そうですね。んー。まず、Tシャツの首元から中見せられますか?」
永川「んと、どういう感じだ?えーと……」
私はスマホを手にしていない方の手で着ているTシャツの襟元を掴み、前へと引っ張った。
Tシャツと私の首筋の間に出来た隙間からピンク色の新しいブラジャーを着けた私の胸が見える。
スマホのインカメラ部分を胸に向けた。
恥ずかしさのあまり、私は声を出せないし、桔平さんも無言だった。
写したのは数秒で、私はスマホを元に戻した。
永川「見えました?」
桔平「はい。」
永川「胸小さいんで、、、」
桔平「いや、全然。可愛らしい下着ですね。」
永川「ここ最近は地味なのしかしてなかったですから、結構真剣に選びました(笑)」
桔平「もう一回今のアングルから見せてくれませんか?永川さんの胸もっと見てみたいです。」
永川「えー。恥ずかしいですよ。」
桔平「今度はもう少し長めにお願いします。」
永川「えー。じゃあ、もう一回ですね。」
私はさっきと同じようにしてTシャツを掴み、スマホのインカメラで自分の胸元を写した。
永川「これでいいですか。」
桔平「はい。いいです。そのままそれで。」
暫く私は同じ姿勢を保ち、スマホでTシャツの中を写し続けた。
やがて桔平さんの呼吸音が少しだけ荒くなる。
私は恥ずかしさのあまり、目を薄く瞑り、天井を眺めた。
桔平「いいです………とっても。そのまま、まだ見せて下さい。」
3分くらい同じ姿勢でいると、次第に手が疲れてきてしまった。
私はTシャツから手を離しスマホを元に戻した。
永川「ちょっと流石に手が疲れてきました。」
桔平「あ。そうですよね。ごめんなさい。あまりにも良すぎて、私も大分興奮しちゃいました。」
永川「そうですか?嬉しいです。」
桔平「Tシャツ脱げますか?」
永川「やっぱり、そうなります?(笑)」
桔平「あ、予想はしてましたか(笑)」
永川「まぁ、してましたけど。ちょっと待って下さいね。」
私はソファの前にある机に置いておいたスマホスタンドにスマホを立てかけ、着ているTシャツを床に脱ぎ捨てた。
ブラジャーだけを身に着けた私の上半身。
桔平「綺麗です。とっても。」
画面に写る桔平さんが答える。
永川「やっぱり恥ずかしいです。」
桔平「僕の裸、興味ありますか?」
永川「全くないわけではないですけど……」
桔平「今、お見せしますね。」
桔平さんも恐らくスマホスタンドにスマホを立てかけて置くと、着ていたTシャツを脱いだ。
やっぱりサーフィンを普段からしているだけあって、胸元は厚く、お腹もきっちり割れていて筋肉質な男らしい上半身だった。
美しい肉体美を眺めながら私は、じわり、じわりと自分の陰部が湿り気を帯びていく感覚が下半身から伝わってくるのを感じていたのだった。
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