翌日、私は夫が出勤する時間には起きずに、子供達を学校へ送り出す時間に合わせて起きた。
やっぱり、昨夜の夫の言動は許す気になんてなれなかった。
永川「はいはい。出発の時間だよー。」
子供達を家から送り出して、朝の家事を一通りすませると、時間は10時を回っていた。
永川「さてさて。あれをどうしましょうかね。」
私は二階のクローゼット奥にしまった制服の入ったトートバッグを思い浮かべた。
とりあえず、クローゼットに行きトートバッグを手にする。
永川「あ、これは中尾のだから、山口君に返さなきゃいけないよね。」
私は昨日履いた中尾のスカートを目の前に広げた。
永川「クリーニング出すにしても、一回洗濯しなくちゃだよねぇ。」
昨日のプレイ中、私はおしっこを漏らしちゃったと勘違いしてしまうくらいに、とんでもない濡らし方をしてしまった。
永川「乾いてはいるけど、流石に、、ねぇ。」
私は、制服のブレザーとリボンはそのままトートバッグの中に畳んでしまうとスカートとブラウスを持って一回に降りる。
永川「えーと、、、とりあえず水洗いかな。でも、どうすればいいんだぁ?」
私はいつもは使うことのない久々に使う洗濯機の手洗い機能に戸惑いながらも、何とか洗濯機を回し始めた。
永川「ふぅ。洗濯機一つまともに回せないなんてね。」
私はソファに座りながら、テレビを見始める。
昼食に昨日の残り物を食べていると、洗濯機が終了する音が洗面所から聞こえた。
ご飯を食べ終えてから、洗濯機からスカートとブラウスを取り出して、スカートだけは浴室内に干すことにした。
永川「男の子しかいないのに、ご近所様にこのスカート干してるとこ見られたらやばいからね。」
ベランダにブラウスを干した後にリビングに戻り、再びソファに腰をおろした。
ここで、いつもの私なら昼ドラやお昼の情報番組を見ながら適当に過ごしたりするのだが、今日の私はテレビはつけっぱなしにしたまま、無意識のうちにスマホで色々と調べ始めていた。
【セックスレス解消】
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【女性 性感帯】
卑猥な言葉の羅列が私のスマホに次々入力されていく。
永川「今はあいつとセックスする気にもなれないしなぁ。」
永川「あ、ゴム使わないと危ないのかぁ。」
永川「やっぱり、うんち出してからじゃないと汚いよねぇ。」
永川「えー、、、こんなのお尻に入らないでしょ(笑)」
永川「あ、女性用風俗ってのもあるんだ。高い!」
永川「あれはやっぱ、不倫なのかな。」
永川「やっぱり私お尻は感じやすいのかも。」
それぞれのサイトを見ながら、私は独り言をつぶやいていた。
今まで全くアダルトサイトを覗いた経験がない訳ではなかったし、時にはアダルトサイトを見ながらオナニーをしたこともある。
永川『でも、アダルトグッズなんて買ったら夫にばれちゃうからなぁ。』
夫名義のクレジットカードはあるけれど、収入のない私は、自分自身のクレジットカードを持っていなかった。
クレジットカードの明細は夫のメールに送信されるので、下手をしたらばれてしまう。
永川『ちょっと欲しいと思うけど……』
そんなこんなを考えている内に、玄関ドアを開く音がした。
子供が帰ってきてしまった。
私は閲覧していたサイトを閉じて、ソファにスマホを投げ捨て、帰ってきた次男を出迎えたのだった。
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