永川「ねぇ……山口君。ゴム付けないと、入れちゃダメだから……ね?」
ショーツの中に私の指が入ってきたことで、永川さんは、自身の臀部にあてがわれた私の男根が中に入ってくるのを恐れたのだろう。
最初のうちに宣言したとおり、私は今日のところは永川さんの中に入れるつもりはなかった。
だが、永川さんの警告に、つい男心に意地悪な質問をしたくなってしまった。
山口「今日は出来やすい日なの?」
永川「分かんない……けど………そろそろ……だと思う。」
私の左手から伝えられる快感の刺激に耐えながら、永川さんは答えた。
山口「そんな日なのに、今日来ちゃったんだ。」
永川「そう……だけど……。」
他の男がどうかは分からないが、自分の悪い癖だった。
単純にコンドームを着けないでするセックスが気持ちいい、という理由も多分にあるが、相手の女性が妊娠する可能性があるセックスは、肉体以上に精神的な快感が伴い、時に暴走する時がある。
山口「旦那さんとは、最近してるの?」
永川「………教えない。」
山口「でも、ちゃんとあったら、今日来てた?」
永川「…………。」
永川さんは、何も答えなかった。
山口「大丈夫。約束通り、今日は入れないよ。」
私は、永川さんに密着させた自分の下半身を離し、その場にしゃがみこむと、左手で彼女のショーツを脱がせていく。
左手を骨折しているので、ショーツを丸めるようにして永川さんの足元に向かって下ろしていき、ショーツが太ももと膝上にさしかかった辺りで、私は手を止めた。
ショーツのクロッチに永川さんの愛液がべっとりと付いていた。
私は、左手の人指し指と中指の二本の指先で永川さんのクリトリス付近に触れる。
ゆっくり彼女のクリトリス周辺を撫でるようにして刺激を与える。
チュプ…………チュプ…………チュプ…………
顔が永川さんの陰部に近いため、彼女の愛液が私の指に絡み付く音がよく聞こえる。
永川「……………ンッ………」
永川さんは、額を壁に付けて、両手で口を押さえていた。
今日はそこまで強い刺激を与えていたつもりはなかったが、今や永川さんの陰部からは、洪水が押し寄せるかの如く、愛液であふれかっていた。
私は、人指し指と中指に彼女の愛液を十分に絡ませると、永川さんの陰部の中に二本の指を入れた。
愛液が粘度の薄いローション代わりになり、中へと入っていく。
再び震え出す永川さんの身体。
指の第一関節付近まで入れると、そこで膣内を刺激した。
永川「ンッッッ!!!………………ッッッ!!!」
永川さんは、力一杯両手で口を押さえて、声が漏れるのを防ごうとしていた。
きっと、自宅では子供がいるので、セックスでは、普段から声を出さないように気を付けているんだろう。
山口「誰もいないから、声出して大丈夫だよ。」
私がそう話しかけると、永川さんは、口を押さえたまま何度も小さく頷く。
山口『もう少し強くするか。』
私は、二本の指を出し入れしながら、永川さんのGスポットと思われる場所を探し出す。
永川「ンンンンンンッッッッッ!!!!」
ビクッ、ビクッ
膣内のある部分に触れた瞬間、永川さんの上半身が二回強く痙攣した。
山口『ここか、な。』
私は、永川さんの反応が一番強いスポットを重点的に責め立てる。
永川「ッッ!!アアアアアアアァァァァッッッッッ!!!!」
とうとう永川さんは私の責めに耐えきれず、その口から、快感に悦びを示す喘ぎ声がもれてきた。
先程まで壁に当てていたが、今度は頬を壁につけて、両手を強く握りしめて拳をつくり、我慢していたものを吐きだすかのような、喘ぎ声だった。
きっと、彼女は不倫や浮気をしたことがないのだろう。
だから、今まで必死に耐えてきたに違いない、と私は内心で考えていた。
チュプ……チュプ……チャプ…ジュプ…ジュプ…ジュプ…ジュプ…チャプ
永川さんの愛液が、私の左手前腕部分を伝い滴り落ちてくる。
山口「下フローリングだから、一杯出しちゃっていいからね。」
私は左手の指の動きを少し激しめにした。
永川「アァァァッッッッ!!!アアァァンッッッ!!!アアァンッッ!!イヤッッ!!!イッチャイソウッッ!!!ダメッッッッ!!ダメッッッッ!!」
永川さんの可愛らしい喘ぎ声が大きく寝室内に響き渡る。
ブルブルブルブルッ
ブルブルブルブルッ
永川さんの膣内と臀部の筋肉が震え出した。
山口「いいよ、逝っても大丈夫だよ。」
永川「ダメッッッッ!!!ダメッッッッ!!!イクッッッ!!!イクッッッッ!!!!イクゥゥゥッッッッッッッッ!!!!!」
永川さんの膣内に入れた指が強く締め付けてきた瞬間、私は指を膣内から引き抜いた。
ポタッポタッポタッポタッ
永川さんの膣内から潮が吹き出した。
永川さんの膝上に止められた、脱ぎかけのショーツのクロッチ部分で受け止められなかった潮が、寝室のフローリング床に大量にこぼれ落ちる。
ビクンッ、ビクンッ、ビクンッ、ビクンッ、ビクンッ、ビクンッ
永川さんは、壁にもたれかかるようにして、立ったまま全身を痙攣させて、快感の波に飲み込まれていた。
永川「………………ハァハァハァハァハァ…」
全身の痙攣が収まると、永川さんは、力を失ったようバランスを崩し、その場に座りこんでしまった。
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