俺は、あらかじめベッドの近くに置いておいたバスタオルが入れられていた脱衣カゴの中からアイマスクを手に取り、中尾の顔に装着させた。
この脱衣カゴの中には、俺が中尾と落ち合う前にアダルトショップでコンドームと一緒にふと思い立って購入したSMグッズが入っていた。
SMグッズは中尾に怪しまれないように店で貰った茶色の紙袋に入れて、更にトートバッグの中へ他の荷物と一緒に入れていたので、ばれることはなかった。
中尾「え?また目隠しするの?」
吉本「うん。まぁ、ちょっとね。」
俺はそう言いながらカゴから拘束具を取り出して、中尾の首の後ろにパットをセットした。
中尾「え?なに?」
吉本「ちょっと手首固定するよ。」
中尾がイマイチ状況を掴めていないうちに、俺は拘束具の足枷部分を中尾の両太ももにすぐにかけられる位置にセットすると、足枷部分に取り付けられた手枷を中尾の両手首に巻き付けて、足枷の拘束を一気に強めた。
中尾「……きゃっ!え?なに?」
以前も別の女で、かなりハードなSMプレイをした経験があったので、拘束するまでに10秒と時間はかからなかった。
俺の目の前には、足を大きくM字に開いて手足の自由を奪われた中尾がいた。
中尾「ちょっと!動けないじゃん!」
吉本「下手に動いたらダメだよ。そのまま動かない。」
中尾「もうっ!私SMとかの趣味ないからねっ!」
中尾は口に出して否定したものの、俺は中尾は相当強いM気質だと確信していた。
人一倍芯が強く、プライドも高い中尾が、普通ならばS気質だと考えがちだが、俺はMの可能性が非常に高いと思っていた。
シンデレラ・コンプレックス
仕事もしっかりとこなし、一見すると、他人の助けを借りずに生きてきた中尾の中には、本当は誰かに依存したい、支配されたい、という欲求が隠されていると俺は直感的に感じていた。
本当にプライドの高い女ならば、誰かに見られるリスクを犯してまで放課後の教室で一人でオナニーにふけったりはしない。
羞恥心に快感を覚えるタイプであり、何よりも誰にも見られたくない行為を、あえて見られるリスクを犯すのは、それを見た人に支配してもらいたい欲求が隠されているからこそだ。
SMプレイによって、中尾の中に隠された新たな女の性欲を目覚めさせる自信もあった。
吉本「なんでも、チャレンジしてみる心が大事だよ。」
中尾「嫌だって!」
吉本「絶対気持ちよくなれるから。とりあえず、安心して俺に任せてみてよ。今まで感じたことがないくらい最高の逝き方させる自信あるから。」
中尾「……………。もうっ!ホントに変態なんだから!」
俺は中尾の無言の中に葛藤を感じ、そして、それを受け入れる覚悟をしたものと解釈した。
吉本「じゃあ、始めるよ。」
俺は脱衣カゴの中から、クリトリスを吸引出来るゴム製のサックを取り出して、膨らんだ部分を潰しながら、中尾のクリトリスに吸引口をあてがった。
先程までの愛撫で中尾のクリトリスは既に勃起していたので、吸引口にあてがうのは楽だった。
そして、サックの膨らんだ部分を潰す指の力を少しずつ弱めていく。
中尾「…………ンッッ…………ンンッッ………アッ………」
中尾のクリトリスが少しずつ吸引されていっているのだろう。
少し苦しいような表情を見せつつも、中尾はクリトリスを吸引されることに快感を感じているのが分かった。
俺が吸引具を押さえる力を弱める度に、逆に中尾のクリトリス部分が吸引される力が強くなっていく。
俺は時間をかけて、ゆっくりと吸引具から指を離した。
吸引具の吸引口部分は、中尾のクリトリスに、ぴったりと張り付くようにして一体化し、離れ落ちることはなかった。
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