シャワーを浴び終えた俺は、腰にバスタオルを一枚巻いて中尾の横たわるベッドの横に立った。
スマホをいじっていた中尾が、俺の方を見た瞬間、口を開く。
中尾「なに、それ(笑)もう臨戦態勢じゃん(笑)」
吉本「んー。まぁ、この状況なら、そりゃそうでしょ(笑)中尾だってそうじゃん?」
中尾「いやいや、一緒にしないでよ。」
吉本「えー?じゃあ、さっきまで履いてたティーバックが濡れてたのは?」
中尾「………な!?……もしかして、見たの。……ドン引きだわ。」
吉本「いやいや、普通そこにあったら見たくなるでしょ(笑)」
中尾「いや、山口はヒロはそんなことしたことないよ。」
吉本「それは、中尾が知らないだけでしょ。男は皆女のパンツがどんなになってるか興味あるもんだよ。少なくとも。」
中尾「意味分からんし。」
中尾「こればかりは、男と女の違いだから、中尾には分からないだろうなぁ(笑)」
俺は中尾の横たわるベッドの中へ入った。
ベッドの中で、中尾の着ているガウンの、腰で結ばれた紐をほどくと、ガウンの中へと手を伸ばした。
すぐに、中尾の下腹部の肌の感触が手に伝わる。
中尾「くすぐったいよ。」
吉本「あ、ごめん、ごめん(笑)」
俺は、自分の手を中尾の下腹部から下へと滑らせていく。
中尾の陰毛の感覚、そして、その茂みの奥に指が当たった瞬間、中尾の秘部からは既に愛液が出始めていた。
吉本「ほらね。もう濡れてる。」
中尾「………うるさいなぁ。」
約1ヶ月振りに味わう中尾の身体。
前回の中尾とのセックスで分かったことは、山口があまり中尾とアブノーマルなプレイをしたことがない、ということだ。
中尾の秘められた欲には、露出に対する執着が眠っているのではないか、と俺は感じていた。
高校時代の教室でのオナニーに代表されるように、性に目覚める思春期の時期は、時にそれが暴発することがある。
それを好きな相手の前ではひたむきに隠して生きてきたなら、俺の前ではそれを解放させてやりたい。
まずは、中尾自身が本当の自分がどんな女なのかを気付くきっかけを与えてやろう、と俺は考えていた。
吉本「本当は俺とセックスするつもりだったんでしょ?」
中尾「いやいや、したいのは吉本でしょ。」
吉本「そりゃ、俺も中尾とセックスしたいけど、中尾もぐっちゃんと会ったのに、俺に電話したのは、そのつもりがなきゃしないでしょ。」
中尾「さぁ?ご想像にお任せします。」
吉本「今日はまた前回とは違うセックスだよ。」
中尾「変態なことはしないからね。」
俺は何も答えない。
とりあえず、まずは中尾を性的快感の中へ堕とすことから始めることにした。
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