俺達は、中尾の明日着る服を品川駅で購入し、五反田にあるラブホテルにチェックインした。
中尾「でも、よしは大丈夫なの?そんな休日仕様な服で。」
吉本「俺は、会社のロッカーに作業服置いてるから。いざって時はそれ着れば大丈夫。」
中尾「あー。そうなんだ。作業服あると便利だよね。うちは、そんなのないから、仕事用の服もちゃんと用意しないと。」
吉本「まぁ、仕事の違いだよねー。」
中尾「あんまり変な服装してると、上司に代わって裁判所に行けないしね。」
吉本「え?中尾は裁判に出たりするの?」
中尾「違う、違う(笑)裁判所とか検察庁で書類の提出とか複写に行ったりするの。」
吉本「あ、なるほどね。」
中尾「裁判は、上司の仕事。書類をまとめたり、整理したり、他にもスケジュール管理したりが、私の仕事。ま、ざっくり言うと、雑用だよ。」
吉本「ふ~ん。でもさ、職場的にも弁護士の人とかと付き合ったりしたことないの?」
中尾「ん……。なくはない。けど、やっぱり皆基本的に頭良すぎてさ(笑)住む世界がちょっと違うかなぁ。」
吉本「あー。分かる気がする(笑)」
中尾「さてと。とりあえず、シャワー浴びていい?」
吉本「あ、なら、俺も一緒に……」
中尾「ダーメッ。また変なことさせられるから。」
吉本「ばれたか(笑)」
中尾「ほらね。だから、よしは後にして。」
吉本「えー。残念だな。分かりました。」
中尾は洗面台の横に置かれたカゴの中から、バスタオルとガウンを手にして、浴室の扉の前に置かれたついたての向こうで服を脱ぎ始めた。
すりガラスの向こう側で、中尾が服を脱ぐ様子が見える。
服を脱ぎ、すりガラスの向こうで次第に中尾の肌の露出が増えていくその様子を眺めるだけでも私には十分な刺激だった。
中尾「絶対に入ってこないでよ!もし、入って来たら私帰るからね!」
吉本「分かってるよー。」
ガチャン、バタン
中尾が浴室の中へと入っていった。
ザァァァァァ
中尾がシャワーを浴び始める音が聞こえてくる。
私は、中尾のいなくなったついたての向こう側を覗くと、浴室の扉の前に脱いだ服等を入れるカゴが置いてあった。
カゴの中には、ガウンやバスタオルの下に中尾の脱いだ服が入れられていた。
私は服と共に入れられていた、黒を基調とした中尾の下着を見つける。
ブラジャーとセットで同じデザインのショーツは、ティーバックだった。
吉本『中尾もティーバックとか履くんだ』
そう思いつつ、ティーバックのクロッチ部分を見ると、既に愛液がベットリと付着していた。
何だかんだと文句を言いつつも、中尾は私とセックスをするつもりで、私に電話をしてきたんだ、ということが確信に変わる。
中尾『まぁ、それならちゃんと期待に応えるのが男の使命だよな。』
私は、そう決心して、中尾の着替えをカゴの中に戻したのだった。
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