それから、普段と変わらない日常を過ごしつつ1ヶ月経過した頃、中尾から真面目な顔で衝撃的なことを伝えられた。
中尾「生理が中々来ない。」
山口「……え?どれくらい?」
中尾「前回最後に来てから、あと一週間で2ヶ月。」
山口「ん??つまり、子供が?」
中尾「いやいや、まだ分かんないんだけどさ。医者行ってないし。」
山口「ちょっと整理しよう。とりあえず、最後の生理からもうすぐ2ヶ月なのね?」
中尾「うん。」
山口「で、最後にしたのは二週間前だから。」
中尾「違う違う。そこじゃないから。多分、先月付けないでした時が可能性高い。」
山口「あ、あの日か。」
中尾「はぁ。。。だから、言ったじゃん。」
山口「ん?」
中尾「出来ちゃうかもしれない、って。」
山口「うん。」
中尾「もー、この歳になったから、私も自分は出来にくい体なんだと思ったんだけどなぁ。最近、なんかだるくなりやすいな、と思ってよくよう考えたら、そういえば生理来てないと思ったんだよね。」
山口「とりあえず、病院行く?」
中尾「んー。今日は仕事あるから、明日以降にする。」
山口「分かった。俺も一緒に行くよ。」
中尾「ダーメ。違かったら嫌だし。」
山口「そうは言っても……」
中尾「大丈夫だから。」
山口「そ、そうか。」
中尾「とりあえず、仕事行ってきなよ。遅刻するよ。」
山口「あ、あぁ。うん。行ってきます。」
私は、頭が混乱したまま、店に出勤したのであった。
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