ひろみさんの両手は僕の胸に置かれ、彼女の身体は僕に預けられていた。その状態で高く腰を浮かせ、僕のチンポを頬張っている。
まだまだ半分程度しか挿入をされてないにも関わらず、彼女は腰を上下に動かし続けているのだ。
『ハァ~…、ハァ~…、ハァ~ン…、』
それでも、聞こえてくるひろみさんの喘ぐ声は、外に漏れないよう最大限の注意がされている。
そんな彼女の腰が、ぐっと沈み込みます。僕のチンポを根元まで飲み込んだのです。
胸に置いていた彼女の両手は、僕の肩を掴みます。そして、動いていた腰は止まり、身体の中のモノを確かめているようです。
『ヨシ兄さん…、』
呟くように言ってきたひろみさん。『なに?』と返事をすると、
『ゆっくりして…、ゆっくりと私を突いてください…、』
と言うのです。
言われた通りに、僕は腰を動かし始めました。そこには、ちゃんと道筋がつけられていて、何度も出入りを繰り返します。
その度にひろみさんの腰は持ち上がり、そして震えます。感じているのです。
どうしても、ギシギシと音を立ててしまうベッド。初めての経験に、その音がやたらと大きく感じます。
深夜に行われている夫婦の営みとは、こんなに気を使うものなのだと実感をするのでした。
そのセックスはとても長く、そして短くも感じてしまう。こんなにゆっくりとしたものでも、ちゃんと射精が迫っていたからです。
ひろみさんは身体から降りると、『口でしましょうか?』と言ってくれます。
彼女は下半身へと移り、フェラチオをするために僕のチンポを握りました。
その瞬間、僕の手が黙ってコンドームを抜き取ります。ひろみさんも気がつきましたが、何も言いません。
生のチンポを口へと食わえ、妻としての仕事を果たすのです。
彼女のやさしいフェラチオが、とても静かに行われていました。ペロペロと舌が舐め、口の中へと頬張ります。
『もう、そろそろ出そうですか?ヨシ兄さん?』
手を止め、そう聞いてきた彼女。『うん。』と答えると、『どっちにしますか?手の方がいい?お口の方?』と聞いてくれます。
もちろん、フェラチオが希望でした。でも、まだ彼女に本心は言えなかったんです。
体液と唾液とでベトベトになったチンポが、ひろみさんの手で擦られていました。
暗い月明かりの中、手コキをする音だけが響いています。その音が激しくなり、僕の身体が小刻みに揺れます。
ゆっくりと行われていたのに、いつの間にか擦る彼女の手が唸りをあげています。
『逝くっ!!』
彼女に初めて伝えたこの言葉。やはり、恥ずかしかった。
それでも、それを聞いた彼女は亀頭の先に手をかざし、その手は瞬間を待つのです。
勢いよく放たれていく精液。何度も何度も波を打ちながら、かざした彼女の手のひらを汚していきます。
彼女の手、そして僕の下半身は同時にその温かさを感じています。夫婦の営みが無事に終わるのです。
部屋の中は、男の匂いが充満をしていきますが、それもほんの数分の話。手際のよい彼女の掃除により、元の部屋へと戻ります。
抱き合いながら、眠りにつく二人。あれだけ寒さを感じていたのに、今は暑いくらいに身体が火照っています。
そっと延ばした手は、またひろみさんの乳房に触れていました。
『ヨシ兄さん、もうダメです。終わりです。』
妻に怒られてしまいました。
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