時間は夜の11時になろうとしていた。扉が開き、明かりがつけられたのはひろみさんの寝室。
僕は浴衣姿のまま、先に布団の中へと入った。彼女の使っている毛布の肌触りが良く、足を擦り付けてしまう。
ひろみさんと言えば、タンスから何かを取り出すと、僕の顔を見ることなく、一旦部屋から出て行ってしまった。
手に持たれていたのは、きっと下着。庭で僕がそっと触れていただけでしたが、なにか着替える必要があったってことなのでしょう。
ひろみさんが戻って来たのは、数分後のこと。一通りのことを済ませると、羽織っていた防寒着を脱ぎ、布団の中へと入ります。
彼女は澄ました顔をしていました。僕と違い、そんな顔でいられるのは、それだけの経験をして来たからなのでしょう。
『ヨシ兄さん、寒くないですか?』
完全に横になった僕の顔を見て、彼女がそう聞いて来ます。『大丈夫。』と答えると、部屋の明かりがゆっくりと落ちていくのです。
真っ暗な中、窓か射し込む月明かりが、布団の中へと入って来るひろみさんの姿を映し出しています。
横になった彼女は姿勢を正し、天井を見つめました。そして、
『ヨシトさん、よかったら…、』
と、この時初めて僕の名前を呼ぶのです。子供と共に、ずっと『ヨシ兄さん。』と彼女に呼ばれていた僕はドキッとしてしまいます。
『よかったら…、』と誘って来てくれたのに、そっちの方が頭には残りました。
僕がひろみさんの方を向くと、合わせるように彼女も僕に身体を向けてきました。
片手は胸元へ、片手は下半身へ、それぞれが彼女のパジャマの中へと入って行きます。
柔らかすぎる乳房に触れた手、硬い陰毛を掻き分けてオマンコへと辿り着いた手、どちらもそこで仕事を始めます。
そして、彼女の両手も同じことをするのです。パジャマの中へと入り込んだ左手は、僕のモノを握りました。
その手はクルクルと回り、大きくなっていくチンポをやさしく刺激してくれています。
ひろみさんの下半身は、すでに温かくなっていました。湿り気があったのは、やはり庭で触っていた時からのようです。
下着を替えた時に少しくらいは拭き取ったのでしょうが、ごまかせるものではなかったようです。
ひろみさんの頭が、僕の方へとに近づいて来ます。僕はその肩を抱き、胸に寄せます。
下半身ではお互いの手が性器を触り合う中、僕と彼女の唇は重なり合うのです。
僕は、自分が思っている以上に興奮をしていました。『彼女を欲しい…。』と心が震えます。
しかし、僕以上にひろみさんの方がその気持ちは強かったみたいです。
『ウゥ…、ウゥ~ン…、』
唇を重ねながら、彼女は足から僕の身体に乗って来ます。
上半身も乗り上げて来ますが、僕に触られている股間だけは、『触って…。』とばかりに身体から浮かせています。
こうなると女は強いもの。格好などもう関係なく、欲しい快楽を求めてくるのです。
ひろみさんの股間では、クリトリスが擦られ続けていました。僕も彼女のスポットを心得たつもりでいます。
それでも、何かが違うみたいです。それは彼女の腰の動きで分かります。彼女なりに動かし、位置を微調整をしているのです。
『アァ~…、アァ~…、』
小さく喘ぎ、顔を遠ざけた彼女。しかし、僕の手は首に掛かり、その唇を逃がしはしません。
ベトベトになって汚れても、舌は何度でも絡めてもらいます。
『ヨシ兄さん、そろそろいい…?』
ひろみさんに言われ、僕は置いておいたコンドームを手に取ります。僕の上から降りた彼女は、その姿は見ませんでした。
コンドームを自分の手で着けている男性を見るのは苦手なようです。
再び、僕の身体へと股がっていく彼女の身体。自らの股間からは、充分過ぎるほどのおつゆが垂れてしまっています。
彼女は勃起をした僕のモノを掴むと、当然のように自分の身体の中へと収めていきます。
ゆっくりと飲み込んでいく、ひろみさんのオマンコ。ただ、彼女の気持ちは急いていたようです。
亀頭を飲み込んだだけで、もうその腰を動かし始めています。
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