映画館に入り、席へと腰を降ろした4人。母親のひろみさんは子供達に目を配り、『大きな声出したらダメよ?』と注意をします。
それを覗き込むように、僕も見ているのです。どこにでもある家族の風景でした。
ひろみさんは『ヨシ兄さん、それよかったら。』と言って、僕が持ってあげていたバッグを受け取り、自分の足元に置きます。
そんな家族に眺められながら、スクリーンには映画が映し出されるのです。
下の女の子は嬉しそうでした。目を輝かせながら、ディズニーの映画を見ています。
何か変わったシーンがあれば、ひろみさんの顔を見て、一緒に笑うのです。
僕の肘とひろみさんの肘が、隣同士触れ合っていました。そっと手を握ると、彼女の手は拒みません。
それどころか、また2人の指が交差をして絡み、しっかりと握り合います。僕たちは、昨日からこれが当たり前になっていたのです。
映画は進みますが、やはり駄作らしく、中だるみのような展開が始まります。
それでも子供達は喜んでいますが、僕とひろみさんにはツラい展開になっていたのかも知れません。
そんな時でした。離した僕の手が、彼女の太股へと置かれたのは。それがそっと置かれたなら、彼女も気にはしなかったでしょう。
しかし、その手にはすでに力が込められていましたから、気にした彼女の手は上から握り締めました。
それでも太股を滑り、ひろみさんの股間へと進む僕の手。ロングのスカートを内側へと押し込み、大事な部分に触れようとします。
『グフッ…、グフッ…、』
突然の彼女の咳。口元を抑え、何度かで治まりました。彼女は足元にあるバッグを開き、中からハンカチを取り出します。
口元が少し汚れたのでしょうか。しかし、それと同時に予備に持ってきていたセーターを取り出していました。
そのセーターは膝掛けのように彼女の膝の上へと置かれましたが、どう考えても僕にはカムフラージュ用としか思えませんでした。
彼女の履いているロングスカート。その右側の裾だけが上へと上がり始めました。
膝の辺りで止まりましたが、その隙間からは僕の左の手が侵入を始めるのです。
太股を抜け、押し込むように彼女の股間へ辿り着いた手。これが容易に出来たのは。もちろん彼女が置いたセーターのおかげでした。
時折、娘が覗き込む顔に、温かい笑顔で返す母親の彼女。
しかし、隠されたセーターの下では、その足は男に触ってもらいたくて、だらしなく開いてしまっています。
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