『ウゥッ…、ウゥッ…、ウゥッ…、』
近所の人も寝静まったであろう深夜。この部屋では、満足に声も出せない女性の悩ましい声が静かに響いています。
彼女は何度、男性の名前を呼んだでしょうか。しかし、男がそれをやめることはありませんでした。
次第に彼女の膝は上がり始め、閉じていたはずの股間は大きく広がっていきます。
『ヨシ兄さん…、お願い、もうゆるして…。』
そう言うと、すがるように男性を抱き締めていた手は離れ、彼女は背中をベッドへと預けてしまうのです。
僕とひろみさんに掛けられていた掛け布団は、今はもうありません。出来た2人の間には冷気が流れ込み、肌寒さを感じます。
月明かりの中、パジャマ姿の彼女が横たわっていますが、パジャマの下とパンティーは膝にまで下げられ、無防備となっています。
僕の指が突く度に彼女の下半身は悲鳴をあげ、強制的に愛液を放出をさせてしまうのです。
『ダメっ!…、ヨシ兄さん、ダメっ!…、』
きしむ音を気にするあまり、ベッドに背中をつけたままのひろみさん。満足に動くのは、『やめて。』という口だけです。
彼女はなんとか身体を起こし、両手で自分を突く僕の手首を強く握り締めます。そして、僕の目を見て、こう言います。
『ほんとダメ…、ゆるして…、もうゆるして…。ヨシ兄さん、私が口でしますから…。』
その顔は本気でした。この家で、もうこれ以上のことはされたくはないのです。
彼女は肩に手を掛け、僕の身体をベッドへと倒していきます。その手は怯えていて、『言うことを聞いて…。』と言って来ます。
僕がベッドに横になると、彼女は膝まで下げられていたパジャマを戻し、その手で僕のパンツへ掴みます。
それはゆっくりと下げられ、中からは勃起をした僕のチンポが起き上がるのです。ひろみさんの手は、それを一瞬だけ握りました。
しかし、すぐに離すと、彼女は自分のパジャマの胸元のボタンに手を掛け、上からひとつひとつ外していきます。
ボタンが1つ外れる度に広がっていく、彼女の胸元。最後の1つが外れる頃には、もう下のブラジャーが見えてしまっています。
彼女はパジャマを脱ぐと、今度はそのブラジャーを外しました。そして、あのホテル以来の大きな乳房が現れるのです。
彼女が自らの胸を見せたのは、もちろん僕の興奮を煽るため。
下半身へと伏せた彼女の手はチンポを握り、その拳がゆっくりと左右に回します。
拳からは、僕の亀頭が飛び出しています。その亀頭に、ひろみさんの唇が食いつくのです。
ゆっくりとした、優しいフェラチオでした。
一定のリズムで、彼女の顔と拳が動いています。
そして、さっきの彼女の気持ちが分かります。気持ちがいいのに声を出せないというのが、こんなにもツラいとは…。
フェラチオをしているひろみさんの手が、苦しむ僕の手を掴まえました。彼女の指が絡み始め、2人の手は握り合うのです。
『出して…、私の口の中に出して…。』
そう言うと、クネクネと左右に回していたはずの手の動きは変わり、シコシコと男を射精させる動きへとなります。
亀頭な口へと飲み込まれ、ひろみさんの舌は刺激をして、ここでも僕を射精をさせようとするのです。
その瞬間、彼女と握り合った僕の手には、強い力が入りました。それは射精と同じく、出てしまう僕の抑えきれない感情でした。
『ひろみさん…、好きです…。』
口の中へと注がれてくる精液の処理に追われた彼女に、僕の言葉は届いたでしょうか。
届いたとしても、素直に受け取ってくれるでしょうか。
残念ながら、彼女からの返事はありませんでした。二人は強く抱き締め合いましたが、彼女の方が先に夢の中へと落ちていくのです。
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