M 『はっきり言います!私はあなたの事が好きです!』
俺 『…。は?』
僕はまだ夢でも見てるんじゃないかと思いました。
M 『奥さんにも伝えて理解してもらいましした!こんな事言っちゃあれですけど、
あの事故の時、Sさんが運命の人だと思ったんです!』
俺 『いや、ちょっと待ってよ。嫁は知ってるって言うか、理解してるってどういう事なん?はぁ?』
そして数時間後、嫁が急いで病院に来ました。
『…ガラガラ。バタバタッ!ドサッ!』
ドアを開けるとこちらに早歩きしてきていきなり抱きつかれ、
嫁 『よかった…。よかった…。』
と、
僕を抱き締めながら泣いて喜んでいました。
(Mはまだ同室にいます)
仕事を早退して来てくれたみたいです。
子どもはまだ学校の時間でした。
その後、
先生からの話や、体の事を嫁に説明をし終わり、
次にMの事について話を聞きます。
俺 『その子(M)はなんなん?そもそもお前(嫁)は何を考えてるの?!』
嫁 『いや、Sの命の恩人やし、看病したいって言ってくてたし…。』
嫁の説明は全然意味不明でした。
俺 『説明になってないし。ってかこの子(M)、俺の事が好きって言ってるんやけどなんなん?』
嫁 『あ、そうらしい(笑) 私もそれ聞いた時に意味不明やった(笑) でも何やかんや話してたらいい人やって分かったし、看病の事もあるから手伝ってもらおっかなって思って!』
M 『そうなんです!私が強引に手伝いたいって言ったんで、奥さんは何も悪くないよ!』
こんな会話を聞かされ、
僕は本当に頭が混乱し続けていました。
嫁 『でも、本間に良かった…。私1人やったら耐えられへんかったかも知らんから。Mちゃんがおって私は凄く助かった…。』
M 『そんな…。私こそ力になれてよかったです…!』
その後、退院までの数日の間も
Mと嫁が順番で見舞いに来てくれました。
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