母の源氏名は「小百合」私の源氏名は「景子」にした。
あえて源氏名を本名にすることで、私ははしたない女なれるような気がした。
「小百合さ~ん!景子さ~ん!おふたりセットでご指名が入りましたよ」
お店のスタッフが、待機所にいた私たちを呼び出した。
「景子、いよいよだわ!」母は緊張感と高揚感が入り混じっているようだ。
「うん、いよいよね!」私も母と同じように声をかけた。
実の母娘デリヘル…どうなるのかしら…うまくいかなかったらどうしよう。
指定されたホテルに着くまで不安感が増してきた。
コンコンッ!
ホテルの部屋のドアを勢いよくノックしたのは母だった。
私も母も清楚を身にまとったような普段着だけど、内面は…はしたなくドスケベな欲望が渦巻いている。
「あっ!?えっ!?」
部屋のドアが開いた瞬間…私たちは揃って奇声を上げた。
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