「おい、こっち向けよ」
怒気を孕んだ声と同時に、伸びてきた男の左手に後頭部を掴まれた。
無理矢理に向けられた視線の先には、声の熱とは真逆の、ニヤけだ下品の笑みがあった。
男はニヤニヤと笑いながら、その分厚い唇から黄色い歯を覗かせながら私の頭を引き寄せた。
私の顔はゆっくりと男に引き寄せられ、唇は黄色い歯の間から出てきた舌に近づけられていく。
そして男の舌が侵入するにつれ、口の中に粘ついた感触が満たされていった。
男の舌が口の中で上下に動くたびに、タバコ臭い唾液が口の中に入ってきた。
耐えられないほどの気持ち悪さを感じているのに、私の手は男の言葉の通りにディルドを動かしていった。
そして絶頂の波が近づいてくると、溶けて消えてしまう事に慣れすぎた理性が意識から消え去り、私は男の「今から玄関の鍵を外してこい」とゆう言葉に頷いていた。
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